カスタマーズボイス一覧

ラーズ+8 / The La's

90年発売、UKロックの突然変異にして大金字塔。あまたのバンドにカバーされた名曲M⑤は言うまでもなく、ザラついたアコギが刻むリズムが力強いM①、まさしくタイムレスな美しさのM③、極彩色サイケ・ポップのM⑫などなど、英国的ポップ・センスが純度120%で抽出された1枚。

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rkさんが書いたカスタマーズボイス

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「イギリス人の、イギリス人による、イギリス人のための」音楽。ピアノの弾き語りにも近いスタイルは後年と比べると実にシンプルかつ素朴なのですが、アーサー王伝説や指輪物語、そういう英国幻想文学の世界観が血液のかわりに体の中を流れているような、どこか不気味な美しさはまことに唯一無比。

今から40年以上も前の日本で、こんな音楽がひっそりと産み落とされていたことにめまいがする。ポップス・ジャズ・民謡・歌謡曲の、超絶ハイブリッドにして異種格闘技戦。前半5曲のバック演奏を担当したリトル・フィートのローウェル・ジョージが、我々は彼女の求めるレベルの演奏ができなかった、とギャラを受け取らなかったのはあまりにも有名な話。圧倒的な天才の奔流に、我々はただひれ伏すのみ。

3枚組ベストのほうには未収録の「朝日を見に行こうよ」「胸さわぎを頼むよ」「どんないいこと」「しようよ」「たぶんオーライ」…なんかが入っているので、やっぱりこちらもマストで置いておきたい。青春時代のBGMでした。ほんとにいい曲たくさん歌ってたんだなあ、と改めて実感。

好きなものはたくさんあるし、聴きたいものもいろいろあるけれど。でもなんとなく元気がない、元気になりたいときになぜか手が伸びるのがSMAPなんです。本当に不思議。めちゃくちゃファンなわけじゃなくても、一度は聴いたことのある曲がこんなにたくさん。一生手元に置き続けたいベストアルバム。

もちろんギターは最高にカッコいいんですが、それ以上に今作は歌が立ってます。メロディがいちいち印象的だし、EDMのリズムに対する言葉の乗り方もすごく独特。でもって永ちゃんとジュリーのカバー、ハマりっぷりが半端ないです。特に永ちゃんがこんなに似合うとは、ちょっと予想外。

前作『PUER ET PUELLA』が天使なら、今作のモチーフは悪魔。美しく純粋なだけではない、ゴスでダークなBAROQUEを堪能できます。PEPと併せて聴くとエモさ倍増。

とにかく前作から待たされましたが、これだけのものを聴かせてくれればその甲斐もあったというもの。シューゲイザー・ポストロック・エレクトロニカという近年のBAROQUEの核に加えて鮮やかな疾走感、エモーショナルなギター、表現力豊かなヴォーカル。それらが渾然一体となって作り出された世界観は、抜け出したくなくなるくらいに美しくて魅力的。本当に先入観ナシでいろんな人に聴いてほしいアルバムです。

えッもうデビュー10年!?と本気でビックリしてしまいました…懐かしくもあり新たな発見もあり、メンバーセレクトとファン投票による選曲で、節目のベストアルバムとして理想的。初めてOKAMOTO'Sに触れる人にも、自信もってオススメできます!

定期的に聴きたくなります。10代のころってこんなんだったっけなあ、と柄にもなく思い出したりします。タイプ別でDISC2の収録曲が異なりますので要注意。「渋谷からPARCOが消えた日」「太陽は見上げる人を選ばない」、好きだなあ。

おや、「クソフラペチーノ」入ってないのか…と思ってよくよく見たら、DVDのみ収録でした。こういう勢いまかせみたいな曲から泣かせる美メロ曲まで、振り幅めちゃくちゃ広いんですけど一貫してギターが最高。めちゃくちゃリフが耳に残る。捨て曲なしですが、ギターがかっこよくてサビがすこんと突き抜ける「スライムライフ」や「猿上がりシティーポップ」が、個人的に特に気に入ってます。

90年発売、UKロックの突然変異にして大金字塔。あまたのバンドにカバーされた名曲M⑤は言うまでもなく、ザラついたアコギが刻むリズムが力強いM①、まさしくタイムレスな美しさのM③、極彩色サイケ・ポップのM⑫などなど、英国的ポップ・センスが純度120%で抽出された1枚。

代表曲を年代順に収録の2枚組ベスト。初期の荒削りな、しかしおそろしくカリスマに溢れたR&R、フロントマン大江慎也の病もすら作品に昇華させてしまった、歪で美しい中期のサイケデリック、大江脱退後、花田裕之を中心に骨太かつロマンティックなロックを奏でた後期。少年が、大人の男になっていく様がありありと焼きつけられた、生々しいドキュメンタリーだ。

昨年リリースの『ANGELS』で確実に最高傑作を更新したノベンバのNEWアルバム。彼らのルーツのひとりでもあるyukihiro(L'Arc~en~Ciel、ACID ANDROID)氏をシーケンスサウンドデザイン/プログラミングに迎えているとのことで、より強度を増したサウンドに期待値上がりまくりです。楽しみに待ってます!

しばらく追えていなかったTHE NOVEMBERSでしたが、このアルバムで出戻りました。線の細い繊細なギター少年たちのイメージが完全に吹っ飛ぶ、エレクトロを駆使しつつも生々しいグルーヴ感に圧倒されます。黒くて美しくて禍々しい全9曲。

紀元前・紀元後さながら、日本のロック史、ことギター・サウンドにおいて「ナンバーガール前・ナンバーガール後」の概念を生み出したことは確実。捨て曲なしの大名盤。カミナリみたいなアヒトのドラムとともに一気呵成に駆け抜ける「BRUTAL MAN」が、個人的にめちゃくちゃ好きです。

バンドとは生き物みたいなもので、メンバーたちの意志をもあるとき突如離れて、ひとり歩きをはじめる瞬間が、成功したバンドには確実にあって、でこのころのミッシェルはまさに「バンドがひとり歩きを始めた」イケイケドンドン状態でありました。捨て曲なし、息をもつかせぬ45分間のロックンロール・マジック!ブルー・チアーの1stアルバムをパロったジャケットも最高。

今年も5月2日はこのアルバムとともに過ごしました。いくつも出ているベストアルバムですが、迷ったらとにかくコレ。よけいな付加価値なしで、純粋にいちばんイイトコどりできる内容です。でもよかったらオリジナルアルバム全部聴いてね、3枚しかないので。

いまや押しも押されぬUKトップバンドとなった彼らの、原点ともいえるデビューアルバム。多種多様なサウンドを彼らなりの美意識で構築していくスタイルはまだ少々荒削りながら、とにかくメロディが粒ぞろい。アコギ1本の弾き語りでも十分通用する、キャッチーでフックの効いたメロディだらけで、全16曲のボリュームなのに捨て曲一切ナシ。④は本当にいつ聴いても名曲。

再結成後2作目となる本作。王道のシューゲイザーマナーは踏襲しつつも、ダンストラックやシンセ・ポップ風あり、荒々しいパンクギターもありでアイディア豊富。過去の焼き直しではなくて、今やりたいことがちゃんとあるからやってるんだということがビシビシ伝わってきて、嬉しくなります。哀愁メロディが印象的な②、イントロのギターリフがかっこよすぎな③、王道の⑥など名曲多し。

前回の再発時もあっという間に入手不可能になってしまいましたので、本当に在庫あるうちに買っておいた方がいいです。90年代シューゲイザー・シーンにおける原点的1枚ですが、今聴きなおすと意外とギターがザクザクと荒々しかったり、緊張感ある不協和音を多用していたりと一筋縄ではいかないサウンド。「Sight Of You」はこの時代を代表する名曲のひとつ。

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