カスタマーズボイス一覧

夜霧よ今夜も有難う~金児憲史が歌い継ぐ裕次郎の名曲達~ / 金児憲史

裕次郎のカバーアルバムを出すには十分すぎるほどのコネを持つ石原軍団・金児憲史のシンガー第1弾。「夜霧よ今夜も有難う」からはじまり、超がつくほど有名なヒットナンバーの数々に挑戦するとは、“いい度胸”というよりも、相当のプレッシャーではなかったかと安易に想像できる。当然、裕次郎ほどの凄味はないものの、ムード歌謡を軸とした品のいいヴァージョンに仕上がってはいる。次回は是非肩の荷を下ろしたオリジナル作で。

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日丸天晴さんが書いたカスタマーズボイス

(全138件)

御年95歳、すでに神の域に達するトニー・ベネットの新作は、2014年以来2度目のコラボとなるレディー・ガガとのジョイント作。コール・ポーターへのオマージュ的作品で、タイトル曲をはじめ、名曲がずらりと勢揃い。トニーの父性愛にあふれるヴォーカルは、ガガを孫のごとくやさしくつつみこむ。息の合った二人による、なんともハートウォーミングな1枚に仕上がった。なお、この初回限定盤は、2015年にリリースしたDVD「チーク・トゥ・チーク・ライヴ」の音源をCD化した2枚組。トニーのヴォーカルは、ステージでより輝きを放つ。ふたたび、世界を揺るがす奇跡の歌声に出会えることを信じて。

裕次郎のカバーアルバムを出すには十分すぎるほどのコネを持つ石原軍団・金児憲史のシンガー第1弾。「夜霧よ今夜も有難う」からはじまり、超がつくほど有名なヒットナンバーの数々に挑戦するとは、“いい度胸”というよりも、相当のプレッシャーではなかったかと安易に想像できる。当然、裕次郎ほどの凄味はないものの、ムード歌謡を軸とした品のいいヴァージョンに仕上がってはいる。次回は是非肩の荷を下ろしたオリジナル作で。

80歳をこえ、さらなる飛躍を目論む我らが"若大将”加山雄三が満を持して演歌に初挑戦。数十年前に製作したのち、コンサートでは披露していたという既存曲「嘘よ」「残り酒」を軸に、カラオケの十八番をのど自慢した「そして神戸」「雪國」など、ここでも雄三はやりたい放題。M3~M6はNew Takeで聴きたかった。この路線もなかなかなので、是非第2弾にも期待したいところ。

最近はめっきり主婦の顔、本業からは遠ざかりつつある小川範子。気づけばデビュー30周年を迎えた。元々は子役からスタートしたレッキとした【女優】であるが、アイドル的な人気に乗っかり意外なほど長く歌手活動も継続してきた。ここでは小川本人の選曲による「My Favorite Songs」的な内容。「永遠のうたたね」はニューレコーディングも、驚くほどに声が出ておらず残念。次はボイトレをつんで新作に期待。

日本中でポケベルが大流行していた90年初頭、ブームに便乗するかたちで登場したご存知「ポケベルが鳴らなくて」。秋元康プロデュースによるプロジェクトで、目論み通りの大ヒットを記録。国武万里のちょっとけだるく、甘ったるいヴォーカルも勝因であったか。たった1曲のみで終わった感があるが、なにげにアルバムを3枚も残している。「ポケベル」以外ももう少し売りたかった。

CoCo、ribbonなどを輩出したアイドル育成プロジェクト"乙女塾"から登場。アイドル冬の時代に対抗すべく、「ハモリ」に重点を置く、半ばこじつけに近いスタイルで、コーラスをウリにしたアプローチを展開するも、どうもムリがたたったか結果2年程度で活動は終了。リリース数に比例し実力が格段にUPしていただけに、もう少しガンバれたらまた違った結果になっていた気がする。

実に12年ぶりとなるニューアルバムは、更にデビュー30周年記念というメモリアル作品。B'z松本孝弘他さまざまなアーティストからの楽曲提供を受け、等身大の静香を表現した。自作「鋼の森」が予想以上の出来。お約束の秋元康&後藤次利のクレジットが無いのが残念。初回盤には特典で既存のMV集DVD2枚つき。どちらがメイン商品なのかイマイチ微妙だが、これもご愛嬌、か?

メンバーの脱退や出演CMのトラブル、挙句の果てに所属事務所の倒産と、負のスパイラルに振りまわされ続けた少女隊。結局のところ、ごく普通のアイドルグループでやればよかっただけの話も、いま振り返ればそれも懐かしい思い出。レーベルの権利の問題で長く放置され続けた「バランスシート」等が今回ようやく初CD化。アイドルマニア末光篤監修なしでもつくれた、オールタイムベストが完成した。

キャリア半世紀を迎えるベテランシンガー、マイケル・ボルトンの久々の新作は、タイトル通り、さまざまな映画の主題歌をあつめたカヴァー盤で、すっかりマイケルの十八番。64歳のクリスタル・ヴォイスはさらに輝きを増し、遂には神の域到達か。おなじみ「When A Man Loves A Woman」はニューレコーディングヴァージョンで一聴の価値アリ。

1996年の活動停止時にリリースしたシングルコレクション。今回CDケースを2Dワイドケースに変更し再発売となった。どうせなら最新リマスターや新装ジャケット&ジャケ写満載のブックレットなんかに期待したけど、無名レーベルでは思いつかないアイデアか。とはいえ、デビュー曲からラストシングルまでを完全収録なら無条件でパーフェクトベスト。一時代を築いたアイドルデュオの名演をたのしんで。

ビクターが少しずつ解禁しつつある酒井法子のベストがまたまた登場。今回はオリコン売上順に選曲したリスナーに親切な内容で、大ヒット「碧いうさぎ」からデビュー曲「男の子になりたい」まで、幅広い年代の楽曲を網羅。CD1枚に全19曲という、収録時間ギリギリな感じが少々痛い。これならCD2枚組でシングルフルコンプリートが正しかったか。

ずいぶん久しぶりに登場の槇原、通算21枚目のオリジナルアルバムが堂々完成。TVドラマやバラエティ番組のテーマ曲等、耳なじみのあるタイアップ曲を交えながら、ファンの期待を裏切らない無難な内容に。ここ近年の槇原の歌詞は、独自の人生観が色濃く出ていて、聴いてて少々アクが強いかな?と感じることが多い。若干のマンネリも感じさせるので、次回は思い切って路線変更を図ってもよいのでは。

【なかにし礼作家生活50周年記念】と銘打ち、なかにし本人がディレクションするトリビュート作品第2弾。今回は、第1弾のメンバーに浅野ゆう子が新規加入。前作同様熟女好き向けコアアイテム化必至な内容は更に濃厚に。常盤貴子、高島礼子、黒柳徹子等がヒートアップするなか、南野陽子の「あなたならどうする」がかなり好評の様子。この流れで第3弾といくのか否か。行く末を案じつつ。

【なかにし礼作家生活50周年記念】と銘打ち、なかにし本人がディレクションするトリビュート盤。彼自身が指名の12名の女優たちにヴォーカルを取らせるという、他ではあまり例をみない企画も、蓋を開けたら熟女好き向けコアアイテム化必至な内容。ベテラン女優が名を連ねる中、初出典の常盤貴子に注目が集まるも、B級アイドルさながらのヴォーカルにブッ飛んだ。これだけでも一聴の価値ありか否か。あなた自身のご判断で。

『やっぴー!』と意味不明なご挨拶で登場してから早30年。酒井法子のメモリアルベストが完成。デビュー曲からのシングル曲を中心にセレクトして収録。当時のCDジャケットの別カット等で構成された歌詞ブックレットはファン垂涎アイテム化必至。なんだかんだいろいろあったが、元々ひかるものを持っている彼女。自身の努力次第では、第一線に復帰するのも決して不可能ではないだろう。

【元祖Beingブームの火付け役】大黒摩季のデビュー25周年記念ベスト。パンチのある歌唱と女性心理を鋭く抉った歌詞、そして何よりタフでクールなパブリックイメージ。「STOP MOTION」で登場した時点で、既に彼女はヒット確定のオーラにつつまれていた。後に90年代のJ-POPを語るうえで外せない存在に。ここでは全シングル曲を惜しげもなく収録、ファンのみならずたのしめるマストアイテムに仕上がった。

【元祖Beingブームの火付け役】大黒摩季のデビュー25周年記念ベスト。パンチのある歌唱と女性心理を鋭く抉った歌詞、そして何よりタフでクールなパブリックイメージ。「STOP MOTION」で登場した時点で、既に彼女はヒット確定のオーラにつつまれていた。後に90年代のJ-POPを語るうえで外せない存在に。ここでは全シングル曲を惜しげもなく収録、ファンのみならずたのしめるマストアイテムに仕上がった。

気がつけば【伝説の少女】も美しい大人の女性に。観月ありさのデビュー25周年記念ベストがグッドタイミングで登場。特に90年代は女優業と並行して音楽活動も意欲的におこなっていた。ここでは全シングル曲他をCD3枚に集約。こんなに出してたんだ・・・と驚きながらも、結構聴き憶えのあるナンバー多数で、なにげに飽きのこない内容。デビュー曲の新録音ヴァージョンを聴きながら、観月の成長に想いを馳せて。

近年はすっかりベテラン俳優の顔も、出はロック系シンガーであった事を思い出させる高橋克典。実に13年ぶりのリリースとなる本作は、過去に高橋本人が出演した数々のドラマの主題歌から、自身がセレクトするカヴァー盤。アレンジは全体的にジャズ系でかため、【大人の男】を演出、かなりダンディーな雰囲気に仕上がった。個人的には、問題作「ポケベルが鳴らなくて」をやって欲しかったけど。ってムリか。

本年めでたくメジャーデビュー15周年の中島。キャリア初のライブ盤が登場。ここでは2016年1月に東京・品川で行われた「MTV Unplugged LIVE」の模様を。ピアノ、アコギ等を中心としたシンプルな編成が、熱唱する中島を臨場感とともに際立たせる。デビュー当時は「大丈夫か!?」ってなほど儚い印象も、堂々たるシンガーの顔に成長した。会場のノリがイマイチなのはご愛嬌?か。

ヴォーカルのPUNCH力がハンパない田村。「ゆずれない願い」、「永遠の一秒」等、人気絶頂期のナンバーで構成したベスト盤。この時代のナンバーはどれもノリにノッていた印象を受けるし、楽曲もキャッチーで一般受けし、結果ミリオンセールスを達成できたのもなんとなくうなずける話。事実バンドでやってた頃よりはるかに知名度もUPし、なんだかんだ結構オイシかった。

ヴォーカルのPUNCH力がハンパない田村。「ゆずれない願い」、「永遠の一秒」等、人気絶頂期のナンバーで構成したベスト盤。この時代のナンバーはどれもノリにノッていた印象を受けるし、楽曲もキャッチーで一般受けし、結果ミリオンセールスを達成できたのもなんとなくうなずける話。なお、この『期間限定盤』は、元々2004年に発売のものを半額の1,000円で叩き売りする、SOLD OUT前に入手必須のアイテム。

『ダリダリ旋風』が懐かしいヤイコこと矢井田瞳の超絶頂期にスポットを当てたベスト盤。いま改めて聴いても、やっぱり同時期に大ブレイク中だった同レーベルの『S.R』の二番煎じ的立ち位置であった事は否めない事実。しかしながら、ヴォーカルのインパクトはかなりのもの。比較的早い段階で2軍落ちしたが、キャッチーなナンバーの連発はなかなかの健闘ぶりだった。ちなみにこの『期間限定盤』は1,000円の破格盤。

『ダリダリ旋風』が懐かしいヤイコこと矢井田瞳の超絶頂期にスポットを当てたベスト盤。いま改めて聴いても、やっぱり同時期に大ブレイク中だった同レーベルの『S.R』の二番煎じ的立ち位置であった事は否めない事実。とはいいつつも、ヴォーカルのインパクトはかなりのもの。比較的早い段階で2軍落ちしたが、キャッチーなナンバーの連発はなかなかの健闘ぶりだった。今後の再登板も勿論不可能ではないだろう。

無難に地味~な印象が実はウリな沢田知可子。大ヒット「会いたい」を中心に、主にシングル曲で構成したやっぱり地味~なベスト盤。結局「会いたい」だけの人なのだと否応なしに認めざるを得ない内容となっているが、ソフトなヴォーカルは特に女性たちのハートを掴むことに長けているのでは。パブリックイメージを貫けるシンガーは意外と少ない。今後も地味~にこのスタンスで。

無難に地味~な印象が実はウリな沢田知可子。大ヒット「会いたい」を中心に、主にシングル曲で構成したやっぱり地味~なベスト盤。結局「会いたい」だけの人なのだと否応なしに認めざるを得ない内容だが、ソフトなヴォーカルは特に女性たちのハートを掴むことに長けているのでは。パブリックイメージを貫けるシンガーは案外少ない。ちなみにこの『期間限定盤』は1,000円の破格盤。「会いたい」のシングルを買う感覚でどうぞ。

『エヴァ』で大ブレイクした高橋も、元々デビューはそれよりはるか前。TVドラマの挿入歌等、大型タイアップでコケ続ける中、それでも事務所が必死にバックアップを試みていた。結果的にアニソンの女王のような立ち位置になったが、基本はしっとり系ナンバーを得意とするスタンダードな女性シンガー。ちなみに『エヴァ』がらみのヒット曲は、大人の事情で非常~にチープなRemix Versionに置き換えられている。

『エヴァ』で大ブレイクした高橋も、元々デビューはそれよりはるか前。TVドラマの挿入歌等、大型タイアップでコケ続ける中、それでも事務所が必死にバックアップを試みていた。結果的にアニソンの女王のような立ち位置になったが、基本はしっとり系ナンバーを得意とするスタンダードな女性シンガー。ちなみに『エヴァ』がらみのヒット曲は、大人の事情で非常~にチープなRemix Versionに置き換えられている。

ジャケットの自信タップリの笑顔が、ふと中●ミエと被る岩崎宏美の久々のカヴァー盤。今回は、ジャズピアニスト・国府弘子との初顔あわせで新基地を開拓。自身の代表曲を軸に、スタンダード曲、はたまたお得意の童謡・唱歌まで。国府のゴージャスなピアノ演奏と岩崎の熟練したヴォーカルとが見事なハーモニーを奏でる。【Dear Friends】のように、シリーズ化に期待したい企画。次回は妹も呼んでトリオでも

『メインストリートアイドル』などと、半ばこじつけに近いキャッチコピーを冠し、平成の訪れとともに登場した田村英里子。【ポスト洒井法子】的な立ち位置で、そこそこの人気を博した。元々パンチのある歌唱力がウリだった彼女、どの曲も完成度が高く、特に後半はL.A.レコーディングを決行したり、大御所・玉置浩二に壮大なバラードを依頼したりと結構ハードルは高めだった。もう少し評価されてもよかった。

デビュー当時からなにかと美穂の影になってしまい、完全に伸び悩んだ佐藤。歌にあたっては、同レーベルの桃子を目論むも、個性と歌唱力が追い付かず、結局シングル3枚で終了。記憶の彼方に眠って久しかったが、今回ミニベストとして再登板、約30年の歳月を経て初CD化の運びとなった。マイナー系アイドルのベストって、結局こんなんでファンは満足。便乗値上げ目的なら、カラオケよりDVDで。

S本F美の大ヒット以来、演歌歌手のポップス転向が著しい今日この頃。とうとうこの方までもがカバーアルバムに初挑戦。とはいうものの、蓋をあけたら『ポップスを演歌仕立てにしました』的な、なんとも渥美らしい内容に。これなら別にアナタじゃなくてもよかったのでは・・・?そんな疑問をよそに、1曲目の「リバーサイドホテル」からこぶしを転がす保守的な渥美。「異邦人」のオケはオリジナルの完コピで微妙に笑える。

「毎度お騒がせします」での衝撃のデビューも、N山M穂には及ばなかった立花。ここで聴くEMI YEARSは、デビューからたった2年弱の記録。実際には、このあとレコード会社をいくつか渡り歩いて、細々と歌手活動を継続していた。こちらの音源は廃盤のまま放置プレイ状態。そのうちオールタイムベストが出る事を望む。とりあえず、この『期間限定盤』は1,000円の破格盤。デビュー曲「疑問」が聴きたければ買いかも。

『90年代最後のアイドル』とも呼ばれた高橋由美子のベスト。意外にもシングルを20枚以上もリリースしている事に驚くが、それだけ長い期間、アイドルとしての活動が継続できたひともめずらしい。ここではオリコンの売上順にシングル曲を並べてみた。シンプルであるがファンに親切な内容。このSHM-CDでの再発盤は、通常盤のCDと価格が100円程度しか違わないので、どうせならこちらをオススメ。

「スケバン刑事」での衝撃の登場から早30年。南野陽子のデビュー30周年記念ベストが完全限定で遂にリリース。デビュー曲「恥ずかしすぎて」からの全シングルAB面に加え、南野本人によるフェイヴァリット集で合計5枚組と充実の内容。更にレコードジャケットを復刻した別冊ブックレットは、ファン垂涎アイテム化必至。7,000円の破格も、家宝に匹敵する価値があるかないか?それは貴方が決めること。

"もうVOCALISTシリーズは封印"と宣言しながらのベスト盤で、やはりこの路線で行くしかない徳永。今回は、ファン投票で決定した上位をもれなく収録。どうせなら、全曲新たに録り直すなどの「新鮮さ」が欲しかった。初回盤には過去のライヴ映像からセレクトして収録。とりあえずまだまだネタはありそうだ。

あの頃、伊代はたしかに16だった。そして時は流れ。デビュー30周年を記念したシングルコレクションが登場。デビュー曲「センチメンタル・ジャーニー」から、これでもか!ってほどに恥ずかしさMAXレベルのキラキラ系アイドルポップスが続く。中盤から川村真澄など新鋭作家を起用した上質なポップス系へ移行。ラストはひと悶着あった本人作の小説とリンクさせた「きっと忘れるから」。いろいろやらせてもらってたのね。

元祖・問題児アイドル(!?)杉浦幸のシングルコレクションが、なぜかワーナーではなくインディーズレーベルから登場。ホリプロが同期の山瀬まみとともに大金を叩いてプロモーションし、お決まりの大ブレイクも、彼女の個性が尖りすぎていたこともあり、その後の展開はご存知の通り。ここで聴く音楽活動は、彼女のミステリアスなイメージを最大限に活かした、見事なまでに完成されたアイドルポップス。杉浦幸ブランドを満喫して。

最近はほとんど目にすることのない彼女も、地味~に芸能活動中。とりあえずデビュー30周年とのメモリアル企画で、ワーナー時代の音源をフルコンプでBOX化。歌手活動はデビューからの約2年程度であったが、改めて聴くと小悪魔的な彼女のパブリックイメージを最大限に生かした、少々アダルトで気だるい楽曲のオンパレードにプロデューサーの本気度が垣間見れる。別冊の写真集が充実していれば言うことなかった。

レコード会社の企画部も、いよいよ小学生をターゲットにしてきた!?クラシック界の先行きが微妙に怪しいオムニバス盤が満を持して登場。かと思ったら、普通に教養チックな内容。しかも音源は小沢征爾、ウィーン・フィルをはじめとするユニバーサルが誇る一流音楽家たちによるもの。子供たちへ提供する音楽にも決して手を抜かない真面目さが妙に嬉しい。しかしながら、家族のドライブのおともにするには少々格調が高いか。

ジャケットの笑顔が、タレントの麻木久仁子に見えなくもない平井菜水のベスト。関口宏が進行役で高視聴率をマークした、NTV系「知ってるつもり」のテーマ曲「めざめ」他、マイナー調の地味な楽曲が続く。相当な歌唱力の持ち主であった彼女が、当時弱冠20歳であった事に驚く暇もないほど、早いスピードで第1線から消えた。現在では、音楽学校の講師であるとか。ある意味、正解な生き方。

昔はよくCDショップにテイクフリーで置いてあったクラシックのサンプラーCDをそのまま商品化しました的な、レコード会社の企画部のアイデアを疑うオムニバスCDが登場。かと思ったら、【クラシックソムリエ検定】なる資格取得のための教材的アイテムであった。そっけないF.I./F.O.がいかにも事務的で笑ってしまうが、意外に聴き憶えのあるメロディが多く、自分がちょっとした『教養人』だと錯覚できる。

【ラヴソングの王様】ことMartinもいよいよ還暦&ソロデビュー30周年。本作では松任谷由実、久保田利伸、玉置浩二、谷村新司、アンジェラ・アキ他さまざまなシンガー達とコラボし、いつになくゴージャスかつヴァラエティーにとんだ内容となった。これだけ長く愛の歌にこだわり、大切に歌い続けてくれたJ-R&Bシンガー・Martinに心から感謝。

結局のところ、「シャイニン・オン君が哀しい」だけのバンドだったLOOK。鈴木トオルのハイトーンボイスは、せつないバラード系によって開花されるのであって、従ってそれ以外の楽曲はほとんどボツ扱いに等しい。ちなみに先述のヒット曲は、歌詞が一部追加されたアルバムヴァージョンも追加収録。これだけでとりあえず2度オイシイ。

少年隊、斉藤由貴、南野陽子、浅香唯他、錚々たるアイドル陣が挙ってデビューした1985年。彼女も例にもれず個性派アイドルとして人気を博した。意外にもシングル17枚のリリースはご立派。ヒットには恵まれなかったが、特に秋元康氏による「不思議ちゃんキャラ」全開の狙った感溢れる楽曲たちに思わずニンマリ。アニメファン垂涎「雲のように風のように」は残念ながら未収録。

2005年に出た恭兵歌唱による【あぶデカシリーズ】タイアップ曲集のCDを、『さらばあぶない刑事』の公開にあわせ、たった500円値下げし“廉価盤”として再発売。「RUNNING SHOT」「WAR」「GET DOWN」「TRASH」のシングル曲4曲は、あぶデカファンには当然お馴染みのナンバー。舘ひろし同様、歌はイマイ●も、必死さはつたわる。結局男は度胸だ。

【さらばあぶない刑事】の公開にあわせ、グッドタイミングで発売される恭兵のベスト。今回は、あぶデカでブレイクする前のEMIイヤーズの音源にも許可が出て、初の"オールタイムベスト”となった。俳優では当然の如く2枚目路線も、シンガーとなると思いっきり3枚目を地で行く恭兵。もう今後歌を披露する機会もないのだろうが、願わくは、悪友・舘ひろしとの歌でのコラボで、ヤバすぎる銃撃戦が観たかったゼ。

「RUNNING SHOT」では、思いがけず恭兵が主題歌を歌うこととなり、視聴率とともに楽曲も大ヒット。その後「あぶデカシリーズ」では毎回テーマ曲を歌うハメ(?)に。ここでは、主題歌としてリリースしたシングル4曲と、挿入歌等に使用されたオリジナルアルバムのナンバー等、あぶデカタイアップ曲ををほぼ完全網羅。「歌はニガ手」と公言し嫌~な汗をかきながら必死に歌う恭兵を堪能して。

平成元年のクリスマスから、俺のライブラリーに存在しつづける美穂唯一のクリスマスアルバム。今回、デビュー30周年を記念しリマスターされ再発売となった。当時別冊にて付属の美穂作ショート・ストーリーも歌詞ブックレット内に復刻。アイドルのクリスマスアルバムにしては、ストーリー性を重視した、スタンダードナンバー中心のしっかりとした内容。ジャケットの少女も美穂ばりの美人に変貌を遂げているかと想像しつつ。

【3大テノール】のドミンゴによる、会心のクリスマスアルバムが満を持して登場。キャリア半世紀以上の説得力ある歌唱で魅了する、ドミンゴの低音につつまれたクリスマスソングの数々。トラディショナルなナンバーたちがドミンゴの魔法にかけられ、光り輝く粉雪のごとく我々のこころに降り積もります。日本盤のみB/T「ガーディアン・エンジェルス」収録。毎年のクリスマスのBGM確定。みなさんのライブラリーに是非!

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