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掲載: 2008年02月25日 16:41

更新: 2008年02月25日 16:41

文/  タワエコ


先週末のお約束通り、資源エネルギー庁主催、新エネルギー財団運営によるGREEN POWER CAMPAIGNの講演会の簡単レポートの一つを。

■末吉竹二郎さん(国連環境計画金融イニシアチブ特別顧問)

今年4月からいよいよ京都議定書の実行期間に入ることを受け、EU各国のCO2削減目標や排出権取引の現状報告。ご存知の通り、EUは企業に排出権を割り当て、超過している企業から1t=100ユーロ有料化を打ち出している。ちなみに、各国別目標としてイギリスは2050までにCO2を80%削減、スウェーデンは2020年までに石化燃料0目標、ノルウェーは2030までにカーボンゼロミッションなどを打ち出しているし、どちらかと言うと2013年以降のポスト京都に向けて始動している!?。

EUはGDPではアメリカを抜いて世界一、27ヵ国が参加しており国連でもそれなりの決定権を持ち、約5億人の人口があることから、実は、環境を打ち出した新しい規制を世界戦略として要求しつつある!と見ることもできる。 

アメリカの次期大統領候補のヒラリー、オバマ、マケインの3人も新エネルギー政策には熱心で、京都議定書には参加していないものの、アメリカも特に2005年のカトリーナ台風の被害以降は州レベルの環境の規制は進んでおり1/3程度の州ですでに何らかの規制が発動されているとの事。ただし、これも「規制がイノベーションを生む」という考えの下に国際競争力をアップすることも目的の一つとしている。

これら動きを受け、世界の金融界は「責任投資」と言う考え方が広まっており、将来の世代に向けた環境・社会的責任・ガバナンスを反映させた投資や取り組みが始まっているとの事。ちなみに、世界の年金基金は日本が200兆円、その他世界が300兆円。この資産運用で地球は変えられる!?と言うことらしい。実際、世界では新エネルギー系の企業のIPO(株式公開)が急増、昨年は10兆円が新エネルギー関係で動いたと言うことです。

とにかく、なにか大きなパラダイムシフトが起こっているわけで、その中行われた先日のGREEN POWER CAMPAIGN、写真は配布されたクリアファイルですが、新エネルギー財団イメージガール"初代ピュアエネッ娘"だそうです……… 



ま、週末THE HELLO WORKSと言うバンドと、THE BACK HORNと言うバンドのライブ行きましたが、もちろん両バンドともにTVやチャート上位に出てくるようなバンドでないものの、地道に活動を続けていて会場は満杯でポジティブなエネルギーに満ちていて…なんか、××財団主催のイベントより、こういうパワーの可能性の方が信じれる気がするのは自分だけでしょうか……。

タワエコは完全にグラスルーツ派(笑)なので、なんか"権威"と違うところで、音楽の力で環境や社会と接点をもてればと改めて思った週末でした。


明日は、今年のEARTH DAY TOKYOの記者会見がタワーレコード渋谷店のB1で行われます。自分の知る限り(あくまでも)、先日の財団のイベントよりEARTH DAYの方が何百倍も行くべき価値がある!?ので、皆さんも是非!!
(これ、批判でなく激励の"渇!"みたいなものね)

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