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掲載: 2007年05月29日 13:33

更新: 2007年05月29日 13:33

文/  タワエコ



昨晩、coccoさんと仕事をご一緒させていただく事がきっかけで知ったドキュメンタリー映画「ひめゆり」を見に東中野へ。

一般的に「ひめゆり」や「ひめゆりの塔」と聞くと"戦場に動員された女学生達の献身的な看護活動と殉国"的な暗くて重いテーマと思われがち。伝える側の想いが強すぎて、私生活にはちよっと重いテーマだと感じるかもしれません。

映画を見て最初に受ける感想は、もちろん悲惨な戦争体験や今の世の中や生活からは想像を絶するむごい体験であるにもかかわらず、そのうち何か別の感情がわいてくるような……映画館においてあった新聞記事のコピーにはこんな事が書いてありました。

語り部の方の穏やかな語り口や、皆さんが共通に漂わせている気品……それは残酷さの向うに見える生きている事の輝き…何物にも代え難い、命からのメッセージが心を豊かに膨らませてくれる…

以前、CLUB KINGの桑原さんがこんな事を言っていました。「真実を知ることは辛い事が多いけれど、知ってみると必ず何か力をくれる。」そして、この映画を見たcoccoさんは「忘れたい事を話してくれたおばあ達に感謝して生きていく。自分がやるべきことを成し遂げる」と言ったそうです。

映画の中で、時々資料館に行って当事の話を来館者に話している一人のおばあさんが言っていました。「ここに来ると60年前の記憶に引き戻される。だって、友達の写真がその当事のままで笑っているのだから。」それを聞いたときにやはり自分も、忘れたい事を話してくれてありがとう、と思う。

社会のために何か使命感を持って生きている人の気品や品格に触れる事で何か力がわく感じ!?とでも言うのか……とにかく皆さんにも見て欲しいドキュメンタリーです。

ポレポレ東中野はJR東中野駅のまん前。ひめゆりの手作りバナーが目印です。是非!!

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