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掲載: 2006年10月14日 15:05

更新: 2006年10月14日 15:05

文/  タワエコ


今日は以前より坂本龍一さんや、CLUB KING桑原茂一さんたちが行っている"NO NUKES,MORE TREES"の関係で、中野で上映されている青森県六ヶ所村核燃料再処理施設周辺に住む人たちのドキュメンタリー『六ヶ所村ラプソデイー』を見てきました。

この施設に対して反対の人、賛成の人、中立?わからない?と言っている人、六ヶ所村に住む普通の人達が淡々と描かれる作品です。

最近TVでよく聞くようになった『プルサーマル計画』については人それぞれ意見があっていいと思います。

ただ、この再処理施設が稼動する事で、1年分の放射能を今後毎日1日で排出し続ける。しかも、ここで作られるプルトニウムは原爆の材料になるだけでなく(昨今の北朝鮮のアレです)、使用する予定の高速増殖炉は、実験炉の「もんじゅ」が運転後すぐに事故を起こし10年間止まったまま、年間100億近い費用で維持されているというありさま。再処理の過程で出る放射能廃棄物は地下300m以下に埋めて処理されるが、肝心の最終処分地は決まっていない…

911の後、こう言った人がいたらしい「センタービルが崩れて自分達を移す巨大な鏡が立ち上がった」。このドキュメンタリーも、エネルギーや環境への、見た人の気持ちや行動を映し出す"鏡"そのものかもしれない。

是非、皆さんも関心を持ってこの映画を見に行ってみてください。東中野のポレポレ東中野と言う所で1日1回上映です。

http://rokkasho-rhapsody.com

北朝鮮の核実験による放射能の日本への影響云々TVは騒いでいるけど、日本の中にこんな問題を抱えている事はあまり知っている人がいないし、問題にもなっていない…これは、全くのコメディとしか言いようがない。

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