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カテゴリ : intoxicate records  salle gaveau europe tour 2010 

掲載: 2010年09月29日 19:00

更新: 2018年08月07日 04:32

文/  小林

Salle Gaveauヨーロッパ・ツアー日記! 菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラールでもおなじみ、ピアノの林正樹がドイツ・アーヘンでの模様をレポートします!

早朝どこからともなく聞こえる軽やかなコントラバスの奏音が、心地よく僕を目覚めさせてくれました。ツアー5日目、昨日の貴重なオフで充電完了した今日は、どんな一日になるのでしょうか。

午前11時、ホテルから歩いてほど近い、今夜の演奏会場「DUMONT」にて早めのサウンドチェック。とても雰囲気のあるバーといった感じの空間。時間の感覚を麻痺させる間接照明が素敵です。



どうやら鳥越さんは、状態の良くないレンタルのコントラバスの調整を徹夜で作業していたらしく、昨日までとは打って変わって鳥越サウンドになっていました。やった!器用な人ですねえ。

リハーサルでもいつでも絵になる喜多さん

今の所なかなかいい楽器に巡り会っていない僕ですが、今日はピアノはなく、キーボードでの演奏だったので、テンションを上げる為、スタンドを高くし久々に立って演奏する事にしました。
ピアノは会場に行って、触ってみるまでどんな楽器なのか分からないという不安がありますが、それは楽器を持って行かなくていい利便さには到底敵いません。
そういえば前回のヨーロッパツアーの時は、幸運にもFazioliやSteinwayのフルコンなどなど日本のライブハウスではなかなか出会えない楽器に巡りあえました。どんな楽器に出会えるかがピアニストの楽しみの一つです。

サウンドチェックを終え、各自夜まで自由行動。

世界遺産の大聖堂

午後9時、エッセンでの若干渋い経験があったので、お客さんが来てくれるか不安がありましたが素敵なポスター、新聞のおかげか満員の店内!



やはり大勢の人の前で演奏すると気持ちがいいものです。今夜は特に喜多さんが大炸裂!!!どこまで往ってしまうのか、還ってくるのか。アーヘンの人たちもびっくりの喜多さん効果もあり、大好評のサルガヴォでした。僕も前半最後の曲で、興奮のあまりキーボードスタンドが斜めになり、そのまま斜めになって演奏しました。うまく言えませんが、とにかく斜めでした。
CDも沢山売れたみたいです。また再び訪れたい町、アーヘン!!!

つづく!