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連載/コラム

NU METAL

連載: Di(s)ctionary

掲載: 2011年06月29日 17:58

ソース: bounce 333号 (2011年6月25日発行)

特別講師/轟ひろみ

 

I ニュー・メタルの成り立ち

 

 

はい、今日は〈ニュー・メタル〉の講義ですよ。もしかしたらあまり耳馴染みがないかもしれないけど、今回こちらのページで紹介してるリンプ・ビズキットやコーン↑なんかがその代表格となります。そう、日本では〈ヘヴィー・ロック〉と呼ばれてたり、あるいはザックリ〈ミクスチャー〉という呼称が付いてたりするよね。なぜ名前ごと入ってこなかったかというと、当時の日本では〈メタル〉という言葉に抵抗のあるロック・ファンが多かったり、その言葉を使うことで音楽が広まらなくなってしまうという恐れが支配的だったんじゃないかな? 先生もよくわかりません。ともかく、その意味での〈ヘヴィー・ロック〉も〈ミクスチャー〉も日本独自の使い方なので、海外に出かける時には気をつけましょうね。

で、そのニュー・メタルは、グランジの流行が去って動きが多様化していったオルタナ系ロックの流れが、古典的なヘヴィーメタルの重さやリフ感を強調しつつ、ちょうどメインストリームに食い込みはじめたヒップホップと融合することで生まれてきたスタイルですね。ロック×ヒップホップのコラボ曲だけで固めた93年のサントラ『Judgement Night』もその呼び水になったと先生は考えていますが、ファッション的にもリスニング志向的にも、ちょうど両者は交じり合う時期に来てたんじゃないかな。

融合とザックリ言っても、ラップ・ヴォーカルやターンテーブルの導入、ヒップホップ的なループ感のあるアレンジ……と具体例はさまざま。なぜメタルの要素が強調されてきたかというと、ブルースに起源を持つメタルのリズミックなリフ美学やダイナミズムが、ヒップホップのループ感と直結するものだったからじゃないでしょうか。そして、90年代らしい葛藤や自己嫌悪を直情的に表現するのにラップという唱法が適していたことも重要だと思います。そんなわけで、メタルよりも若々しく、ヒップホップよりも明快な音楽性はすぐに世界的な盛り上がりを見せていったんですね。

 

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