WAS (NOT WAS)
『Born To Laugh At Tornadoes』 (1983)
この2作目ではディスコ路線の曲がほとんどなくなり、オジー・オズボーンやウェイン・クレイマー(MC5)など、驚きのゲストを迎えたシンセ・ポップ主体の作品にシフト。オジー曲は後にキム・ベイシンガーがハウス・アレンジで歌い直してヒットしました。*櫻井
JAMES WHITE & THE BLACKS
『James White's Flaming Demonics』 (1983)
またもや新境地を開拓。今度はフェラ・クティを意識したらしいが、アフロビートからさらにハミ出したような、ビザールな異国情緒が漂っている。猥雑でいながらも鋭利なスタンスを貫くこういうバンド、最近いないな~。*北爪
WAS (NOT WAS)
『 (The Woodwork) Squeaks』 (1984)
ダブやハウスへの着目などやることなすこと早すぎた彼らだが、12インチ・リミックス盤を連発したという点でも先駆け。本作はZEに残したリミックス音源を集めた好編集盤。後にプロデューサーとして大成するドン・ウォズの音へのこだわりの萌芽がここにある。*北爪
VARIOUS ARTISTS
『N.Y No Wave』 (2003)
ブライアン・イーノ監修の『No New York』とも収録メンツは結構かぶっていますが、リジー・メルシエの在籍したローザ・イエメンやリディア・ランチら、ここでしか聴けない曲も多数。20数年を経ても、録音された70年代末のヒリヒリとした空気が伝わってきます。*櫻井
VARIOUS ARTISTS
『ZE Xmas Record Reloaded』 ZE/Sony France(2004)
リマスタリングが施された既発曲集。ZEが放つクリスマス盤ゆえに〈さぞかしアヴァンなのでは?〉と思うだろうが、ジェントルマン・リーグらレトロ調ポップやネオアコ風が半数を締め、恋人同士で聴いても大丈夫。残り半分は……。*北爪
VARIOUS ARTISTS
『Mutant Disco Vol. 2』 (2005)
24年越しに登場したシリーズ第2弾。前作と同様に80's初頭の音源で構成され、個々の作品を別掲しているアクトの他にも、キッド・クレオール周辺で名を馳せたコーティ・ムンディやオーラル・エキサイターズらの、レフトフィールドなヘンテコ・ディスコが満載! *小松