ヤッタ! 長らく廃盤だったレインコーツのアルバム3品が、12月にリイシュー!! あまりに嬉しいので、ここで簡単に彼女たちのことも紹介してしまおう。
スリッツを脱退したパルモリヴが〈もっとカワイイことがした~い〉と途中加入したレインコーツは、カート・コバーンもこよなく愛した伝説のヘタヘタ・ギャル・バンドだ。その素人丸出しぶりはスリッツさえも凌ぐ。初作『The Raincoats』における、〈とりあえず楽器を弾いたり歌ったりしてみました~〉的ノリで展開されるドタバタしたサウンドと、こだわりのなさゆえの自由奔放な表現は猛烈にピュア! キンクスの名曲“Lora”をためらいもなくカヴァーしちゃうクソ度胸にも拍手喝采の名盤だ。パルモリヴ脱退後の2作については民族音楽的な要素を増し、音楽修練度も上昇しているが、根底にあるピュアネスをずっと保持しているのが何より素晴らしい! 無垢こそものの上手なれ!
▼12月2日にリイシューされるレインコーツの作品を紹介。