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第186回 ─ 13組のアーティストはフラカンの〈深夜高速〉でどこへ行く?

連載
360°
公開
2009/09/16   18:00
ソース
『bounce』 314号(2009/9/25)
テキスト
文/宮本 英夫

  世間的にブレイクしたかどうかはともかく、フラワーカンパニーズほど深く熱く長く愛されているバンドはそうそういない。『深夜高速 -生きててよかったの集い-』は、フラカン20年の歴史を象徴する名曲“深夜高速”を13組のアーティストがカヴァーし、さらに自身の再録ヴァージョンも加えたという前代未聞の〈1曲カヴァー集〉である。〈青春ごっこを今も続けながら旅の途中〉――自分の居場所を手探りで確かめるように歌い出す冒頭から、〈いこうぜ、もっと、見たことない場所へ〉と叫んでクライマックスに至る素晴らしい歌詞、そして夢に生きるバンドマンと、大人になりきれないすべての人に捧げた〈生きててよかった〉の名フレーズを、それぞれのアーティストはどう表現したのか? 各ヴァージョンの聴きどころを、メンバー4人に解説してもらった。