今年でオープン10周年を迎えるタワーレコード新宿店では、現在〈TOWER RECORDS SHINJUKU 10th ANNIVERSARY〉と題してさまざまなイヴェントやキャンペーンを展開中! オモシロ企画が目白押しのこの1か月間を、bounce.comでは独自の視点で追いかけていきます! 今回は、10月19日(日)に日比谷野外大音楽堂にて開催されたイヴェント〈MUSIC LOVES YOU!!〉をレポート。曽我部恵一BAND、ZAZEN BOYS、LOW IQ & THE BEAT BREAKER、DOPING PANDA、テングインベーダーズの5組に加えて、板尾創路も急きょライヴを披露! その模様を詳細にお伝えいたします。
■板尾創路

フロントアクトのテングインベーダーズは、ギター&ヴォーカルの中村むつおが勢い余って転倒するほどのテンションでスリリングなステージングを披露。その後を受けて登場したのが、オープニングMCを務める板尾創路。〈シンガー板尾〉を彷彿とさせる白いタキシード姿でイヴェントの開会宣言を粛々と述べると、あっさりと退場。だが、彼の出番はこれだけではなかったことが、この後明らかに……! *澤田
■LOW IQ & THE BEAT BREAKER

アイソトープ217という意外なSEと共に登場した2人。まずはイッちゃんによる気さくな挨拶もそこそこに、お馴染み“SWEAR”で威勢良くライヴをスタート!

猫の目のように目まぐるしく展開するメロディーでオーディエンスを一気に惹き込むと、続く“MAKIN' MUSIC”や“GOT LUCKY”では、客席から合唱や手拍子の合いの手が自然と巻き起こり、会場は瞬時にピースフルな空間へと早変わり。“RULES”では、レゲエ調のバックビートと前のめりな8ビートを交互にスイッチするなど、ギター&ドラムスという最小限の編成でも表情豊かなサウンドを見せつけ、ヴェテランとしての貫禄も充分だ。

その後も、ブルースにメタルにハードコアにと、何でもござれのゴッタ煮感で観客を翻弄しまくり、さらに、この日の出演者であるDOPING PANDAのロックスター=YUTAKA FURUKAWAに向けた〈俺こそがリアル・ロックスター!〉宣言も飛び出して、演奏はますますラウドにヒートアップ! ラストの“T・O・A・S・T”に至るまで、男気溢れるドライヴィン・ロックで会場をバーニングし続けた。MASTER LOW、THE RHYTHM MAKERS名義でのライヴとは異なり、初期衝動バリバリの荒々しさが魅力とも言えるTHE BEAT BREAKER。そのやんちゃに疾走する姿を観ていると、〈永遠のガキ大将〉という言葉が何となく思い浮かんだ。*北野
LOW IQ & THE BEAT BREAKER〈MUSIC LOVES YOU!!〉セットリスト
1. SWEAR
2. MAKIN’ MAGIC
3. GOT LUCKY
4. RULES
5. LOW IQ & THE BB
6. FAY
7. WAY IT IS
8. LITTLE GIANT
9. T・O・A・S・T
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