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第155回 ─ 笑顔でサヨナラ! SUPER BUTTER DOGのファンク道を復習

SUPER BUTTER DOGをめぐる音楽の果実は、ここに一本のトゥリーを生んだ その2

連載
360°
公開
2008/09/18   01:00
更新
2008/09/18   17:48
ソース
『bounce』 302号(2008/8/25)
テキスト
文/加藤 直子、宮内 健


スケボーキング
『EVERYTHING IS MY FAULT』
 ワーナー(2002)
先日再始動を発表したSBK。新曲は教授の超有名曲をサンプリングしているようだけど、この時はSBDの超有名曲“サヨナラCOLOR”使いのドリーミーなナンバー“Forget your dream”を披露した。ちなみに彼らは〈FUNKY大百科〉が小さなライヴハウスでやっていた頃に出演済みだ。
(加藤)

クラムボン
『LOVER ALBUM』
 コロムビア(2006)
専門学校時代からの盟友であり、互いに影響を与え合ってきたSBDとクラムボン。98年にシングルのみで発表された名曲“外出中”をクラムボンがカヴァー。彼らだからこそのナイスな選曲だ。ohanaとかメンバー同士のユニットはあるものの、意外とバンド同士でのコラボ作ってのはなかったんすね。
(宮内)

ザ・ドリフターズ
『ドリフだョ! 全員集合』
 EMI Music Japan
“FUNKYウーロン茶”などコミカル方面の楽曲は、やはりドリフからの影響大。その極北が池田の別ユニット=レキシか? ちなみに〈FUNKY大百科〉におけるMCヨーグルトの登場曲は“ドリフの早口ことば”……っつーか“Don't Knock My Love”。
(宮内)

ハナレグミ/クラムボン/Nathalie Wise
『サヨナラCOLOR~映画のためのうたと音楽~』
 FIVE D(2005)
竹中直人が“サヨナラCOLOR”に着想を得て製作した、同名映画のサントラ。クラムボン、Nathalie Wiseと共にSBD代表としてハナレグミが担当した(映画にも入院患者役で出演)。エンディング・テーマはもちろんアレだが、ハナレグミ&忌野清志郎のデュエットによる別ヴァージョン。
(加藤)

VARIOUS ARTISTS
『SOUL TREE~a musical tribute to toshinobu kubota』
 ソニー(2004)
BOOとKeyco、RHYMESTERによるJ-Pop史に残るゴーゴー・ファンク“TA WA WAヒットパレード”のカヴァーをBUTTER DOG MARKETがプロデュース。久保田がこれを歌ったのはメンバーが中学生の頃だから、ファンク初体験は彼?
(宮内)

小坂忠
『ほうろう』
 エピック(1975)
はっぴいえんどの前身=エイプリルフールのヴォーカリストによるソロ・アルバム。キャラメル・ママがバックを務める、ソウルに根差したサウンドの上で、どこか哀しみを内包した小坂の声が日々の泡を紡ぐ。ファンク度も高めのタイトル曲もさることながら、“ゆうがたラブ”の言葉遊び感もSBDと通じる。
(宮内)