年内にアルバム・デビューを控える注目の新人バンドを、いち早くEP盤でチェック!

WHITE LIES
たった一枚のシングル“Unfinished Business”でカルト的な人気を獲得してしまった西ロンドンの新星が、同名のミニ・アルバムを引っ提げて日本上陸を果たす。NMEの〈トラック・オブ・ザ・ウィーク〉にも選ばれ、気がつけば〈フジロック〉にも出演決定……となんだか凄いことになっている大注目の3人組で、みずからを〈罪のない嘘=ホワイト・ライズ〉と名乗る彼ら。その正体はジョー・リーン・アンド・ザ・ジン・ジャン・ジョンなどを輩出した人気レーベル、ヤング・アンド・ロスト・クラブからのリリース経験もあるフィア・オブ・フライングのメンバーが新たに結成したバンドなんです。ジョイ・ディヴィジョン直系のポスト・パンク・サウンドが、マーク・ロンソンやカイザー・チーフスを魅了している、とか書けば少しはそのヤバさを理解していただけるだろうか?

THE TROUBADOURS
ポール・ウェラーが〈英国伝統メロディーの至宝!〉と絶賛し、UKツアーのサポート・アクトにご指名したリバプール出身の4人組=トルバドールズが、〈サマソニ〉来日を前にミニ・アルバム『EP』で日本デビューを飾った。本作にも収録されているヒット・シングル“Gimme Love”でプロデュースを務めたのは、なんとストーン・ローゼズやレディオヘッドをはじめとする数々の歴史的名盤を手掛けてきたジョン・レッキー。彼をして〈10年にひとりの逸材〉と言わしめた天才ソングライター、マーク・フリスが繰り出すカラフルな楽曲は、まさしく〈ラーズの再来!〉と褒め讃えたいもの。キャスト~オアシスを彷彿とさせるUK特有の美しく切ないメロディーと、ストーン・ローゼズ級の煌きが見事に出会った珠玉のネオアコ名曲群が、ダンス・ロック全盛のロック・シーンに一石を投じる!
MATHS CLASS 『Now This Will Take Who Hands』 1977
フォールズの前座やエイト・レッグスとの共演も果たしたブライトンの4人組。フォワード・ロシア的な肉体派のポスト・パンクとニューレイヴ・サウンドを自在に操り、いい意味で何でもありな新世代のダンス・ロック披露している。
THOSE DANCING DAYS 『Those Dancing Days EP』 Wichita
〈スウェーデンからのピペッツへの回答〉と噂される10代の女の子5人組。ノスタルジックでガーリーな甘酢ギター・ポップを聴けば、UKの人気レーベル、ウィチッタが速攻で契約に漕ぎ着けたという事実にも頷けるはずだ。
THE LITTLE ONES 『Sing Song』 Astralwerks
類い稀なスウィート・メロディーとどこか懐かしい爽やか胸キュン・ギター・ポップが口コミで話題となっているLA出身、UKでブレイク中の4人組。完成を待たれる期待のファースト・アルバムには、ミキシングでジェイムズ・フォードが参加予定。
THE METROS 『DThe Metros EP』 1965/BMG JAPAN
人気の1965がプッシュする、南ロンドンの悪ガキ4人組。スペシャルズやクラッシュを愛し、〈リバティーンズ以降のガレージ・ロックの後継者〉とも言われている彼らは、〈サマソニ〉に参戦! 正真正銘のネクスト・ブレイカーズです。