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第372回 ─ DEEP DISCO DISH

連載
NEW OPUSコラム
公開
2008/06/26   17:00
更新
2008/06/26   18:15
ソース
『bounce』 300号(2008/6/25)
テキスト
文/櫻井 誠

ええか、ええのんか~、ディスコ~イタロ~コズミックを奥の奥まで探ってみれば……

  掘ればまだまだいっぱいあるもんですね~。どこまでも続くディスコの獣道を突き進む、偉人たちの探求の成果が次々と音盤化されています。最大の注目は、ストラットから登場したスティーヴ・コーティ(チキンリップス)編纂によるイタロ・ディスコのコンピ〈Disco Italia〉。いわゆるデケデケ・ランニング・ベースと過剰にド派手なシンセを備えた〈奇怪なダンス・ミュージック〉と思われがちなイタロとはまた違う、ブラコン風に洗練されたブギーなアーバン・ディスコを多く収録しているところに注目していただきたいもんです。また、第1弾がコズミック路線でまとめられていたコンポスト発〈Elaste〉の続編も、スペイシーなマイナー・ディスコにスポットを当てた好ミックスで要チェック。さらに、生けるコズミック伝説ことダニエル・バルデリはエスキモーからの新ミックスを発表。解説不能なほどレアな曲がズラリと並ぶロックなディスコで生涯現役っぷりを見せつけてくれますよ。