NEWS & COLUMN ニュース/記事

第352回 ─ ANALOG AFRICA

連載
NEW OPUSコラム
公開
2008/05/22   04:00
更新
2008/05/22   17:41
ソース
『bounce』 298号(2008/4/25)
テキスト
文/相原 紘子

秘められた70'sアフリカン・ファンキー・ポップのイカす盤がまとめて登場したぞ!!

 アフリカ音楽のレア音源発掘を得意とするドイツのレーベル、アナログ・アフリカから70年代音源集の3タイトルが同時リリースされました! まず紹介するコンピ『African Scream Contest』は、ジェイムズ・ブラウンの影響のもと、西アフリカで大流行したファンク・ムーヴメントに焦点を当てたもの。サイケあり、アフロビートあり、突き抜けまくった強烈なシャウトありと、かの地で狂い咲いた猛烈(レア)音源を収録した鼻血モノの一枚です! 続いて、ジンバブエの2バンドの作品を。まずグリーン・アロウズのベスト盤『4 Track Recording Session』は、キラキラと輝く軽やかなエレキ・ギターに陽気なホーン隊やコーラスが特徴的で、ロックステディを聴いているかのようなピースフルなムードが味わえます。一方、トーマス・マプフーモが在籍していたハレルヤ・チキン・ラン・バンドのベスト盤『Take One』には、ファンキーで男臭いアフリカン・ポップスが満載。若きトーマスの歌声もハツラツとしていて、燃えます。とにかくいま聴いても十分にカッコイイ作品ばかりですよ!