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第138回 ─ 細野さん、彼らとはいったいどういうご関係なんですか?

第138回 ─ 細野さん、彼らとはいったいどういうご関係なんですか?(4)

連載
360°
公開
2008/02/07   20:00
ソース
『bounce』 295号(2008/1/25)
テキスト
文/桑原 シロー

細野晴臣からのメッセージ

 にんげん60歳ともなると、里を離れ竹林に蟄居し、タヌキを友に遊んで暮らすのが良い。という気持ちにさせてくれたのが、このトリビュートだ。なにしろこれは第2弾なのだから、ダメ押しのような気分にもなる。昨年の第1弾がリリースされた時にはさまざまな感慨があった。特にヴァン・ダイク・パークスがぼくの曲をやってくれていることにただならぬ感慨を覚えたものだ。そのうえにこの第2弾ではドクター・ジョンである。ハース・マルティネスである。どう言ったらいいのか、このありあまる恩寵を僕自身受け止めきれず、戸惑うのだ。自分がこうなので、人にはますますわからないだろうと思う。なんであんなヘンな男のヘンな音楽がトリビュートされまくるんだ??と。だから〈STRANGE SONG〉なんだよ、きっと。