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第100回 ─ The Emperor Machine

連載
360°
公開
2006/10/05   22:00
更新
2007/05/02   17:54
ソース
『bounce』 280号(2006/9/25)
テキスト
文/櫻井 誠

皇帝陛下のサイケデリック・ディスコ宮殿へいらっしゃ~い!!

 イジャット・ボーイズと並ぶディスコ・ダブ界隈の人気ユニット=チキン・リップスのメンバーでもあるアンドリュー・チャームが、エンペラー・マシーン名義で新作『Vertical Tones And Horizontal Noise』をDCからリリースしました。まずユニット名からして非常にカッコイイ雰囲気がしているわけですが……なんたって〈皇帝のマッシ~ン〉ですからね。で、そのマッシ~ンから繰り出される音はといいますと、ノーウェイヴ風なスカスカしたビートとぶっといベース、その上をミョンミョン&ピュンピュンなシンセと電子音が狂ったように飛び交う何ともサイケな既知外ディスコ大作なのです。聴いてるうちに何かヘンなモノが脳味噌からビュビュッと出てきそうな感じすらあります。ちなみにDCからは、レーベル主宰者のデプス・チャージや、チキン・リップスの片割れによるホワイトライト・サーカスなどの音源を収めたコンピ『Death Before Distemper』も同時リリース。こちらも未発表曲多数のイイ内容なので、合わせてどうぞ~。