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第1回 ─ felicity

連載
INDIEVIDUALITY
公開
2005/09/15   16:00
更新
2005/09/15   18:59
ソース
『bounce』 268号(2005/8/25)
テキスト
文/bounce編集部

個性派インディーレーベル連載第一回はfelicity!

 意気軒昂で一騎当千なレーベルをご紹介する新コーナー〈Indie-viduality〉、第1回目に採り上げるのはfelicity。ここが他と異なるのは、無秩序なまでに多彩なラインナップと、鋭敏な知性を誇る作品の数々に共通する、揺るぎのない審美眼。先日の〈サマソニ〉にも出演したハルなどの海外アーティストをはじめ、Spangle call Lilli lineやSpanovaといったポスト・ロック勢、ZONGAMIN、downyなどの鋭角なセンスを誇るバンド、はたまたカジヒデキから秘密博士などをリリースしてきた、レーベル・プロデューサーの櫻木景はこう語る。

「10年間続けたトラットリアの閉鎖に伴ってfelicityを設立しました。古今東西のストイックでカッコ-E人物が創造する美しく硬質な音楽を、DIY精神の元に編成することが何よりの目的です。とかく萎縮しがちな音楽業界でもチャレンジャー・スピリットを忘れず、情熱的かつクリエイティヴに継続していきたいものです」。  

「(新作では)東京アンダーグラウンド・シーンの現在進行形を切り取るコンピ『Dhal presents compilation“class plan B”』は自信作ですよ! コラボレートしているレーベル〈W+K東京LAB〉からリリースした、今月号のbounceの表紙にもなったHIFANAも大注目です」。

 今後の予定はOOiOOなどのアルバムに加えて、トラットリア音源も含めた配信業務の本格化をはじめ多岐に渡るとのこと。

「今まで同様、アートブックやカセットテープなど、いわゆるフォーマットにこだわらないわれわれ自身のクリエイティヴィティーを創り上げて行きます」。

 そんなレーベル名の由来は、「ジェイムス・カーク作によるオレンジ・ジュースの名曲のタイトルから」だそう。ところで、いちばん思い出深い作品は何でしょうか?

「やはり最初のレーベル・コンピ『C.A.P.S.1 -BEAT OF THE MOMENT 03』を組んだ時は最高の瞬間でしたね!」。
▼先鋭揃いのfelicity、まずはこれから!