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第4回 ─ 韓国クラブピープルが熱狂! 日本人ミュージシャンとDJが参加した夢の一夜をレポート!

ステージを終えた出演アーティストの感想コメントを公開!

連載
Enter The A-POP-アジアン・ポップスへの道
公開
2005/04/07   15:00
更新
2005/04/07   23:06
テキスト
文/タクヤ(ミュージックマシーン)

LITTLE

  韓国のお客さんはパーティ気質が高いですね。コール&レスポンスもすぐに理解して返してくれたし。(通訳を入れたのは)日本でやるときは曲にぜんぶ詰め込んでるから説明する必要はないけど、こっちの人はわかんないから。せっかく韓国に来たんだから、ちゃんとコミュニケートしたいとは思ってました。実際やってみるとお客さんがみんなすごく好意的でやりやすかったですね。

RYUKYUDISKO

  ポップなものよりクラブ的な音が受け入れられたみたいで、ちょっと意外でした。外のテントだったから始まる前はバタバタしていたんですが、お客さんはクラブと同じように楽しんで、思ったより踊ってくれたのがうれしかったですね。ぼくらが使う三線の音は鳴らし方がリズムっぽいので聴いても楽しめるし、踊るのにも、メロディとしても楽しめると思います。

BE THE VOICE(和田純子)

  すごく楽しかった! お客さんがみんなにこにこして観てくれてたから、私もにこにこしながら歌ってた。“Altogether alone”は韓国でもリリースされてて、とくに盛り上がったと思う。外国に来た感じもしなくて、違うのはMCの準備くらいだったかな。日本よりも盛り上がったくらい。

DJ KIYO

  期待以上に楽しかったですね。反応よかったです。とりあえずキャッチーにしなきゃと思って、東京でやっていることよりもっと一般受けするようなセットを持ってきたんですけど、もうちょいコアにやってもいけたかもしれません。自分のあとにやったDJがけっこうコアだったんだけど、それでも踊れるということは音楽の情報が日本と変わらないなと思った。ここ最近日本で流行っている曲もかかっていたし、それをお客さんみんながわかってるのがすごいなあと思いました。

GOTH-TRAD

  すごくやりやすかった。お客さんの熱さが伝わってきた。おれのやってる音楽はエクスペリメンタル(実験的)な要素が多いし、わかりやすい音楽ではないと思うんだけど、お客さんはちゃんとのってくれて、隔たりがない感じ。たまたま今回おれは次の作品に向けての新しいブレイクビーツを用意していて、それを人前でやる第一歩になったんです。それもあってすごく新鮮で面白かったですね。

TOMOHIKO(SUPER BUTTER DOG)

  どこのクラブに入っても、日本にない勢いがありました。クラブが盛り上がり始めた頃の六本木みたいな勢い、ワクワク感がありましたね。自分が回したハコは、普段はヒップホップ寄りだということを聞いていて、ヒップホップ寄りのレア・グルーヴやファンクを多く持っていったんですが、自分の前のDJがハウスで少し不安だったんです。でも大丈夫でした。終わったあと紹介してもらった韓国のDJも「よかった」と言ってくれて嬉しかったですね。韓国のお客さんの傾向もわかったので、次の機会があればもっと合わせられると思います。

DJ KENTARO

  いま竹島問題とかいろいろあるから、逆にいいタイミングで来れたなと思う。そういう問題があるからこそ、日韓友好のイベントというのは意義のあること。音楽ってあんまり言葉とか関係ないから、俺がやることに感動して共感してくれる人がいるのは、俺もめちゃくちゃ感動することだし。最初こっちのクラブに入ったらみんなテクノで踊っていて、どちらかというとダンス寄りな感じだったから、パフォーマンスはどうかなと思ったんだけど、いざ始めたらみんなこっちを向いて、「イエー!」って感じですごい盛り上がってくれて、また意表つかれたと思った(笑)。大満足。