bounce.comの脱力部屋『ダンディ食堂(DANDY SHOCK-DO!!!!)』も新年度突入!!!……と意気込んでみても、当コーナーホスト太田はいつもと変わらずゲスト・ダンディさんとゆるめにトーク。というわけで引き続きゆる~くご愛読下さい。さて、今回は性別を超えたダンディストの好例、作品もカッコよしですが、言葉の端々からもカッコよさが溢れる、日暮愛葉さんをお迎えしました! ほんの数日前にセカンド・ソロ・アルバムが完成したばかりだという愛葉さんに、今日は太田さん真正面から挑む??

太田:アルバムできたんだ?! タイトル『Platonic(プラトニック)』?……僕のためにあるような言葉だな。
愛葉:ええ~? プラトニックじゃないでしょ。プラトーンじゃない?
太田:(笑)ヒドイな! 恋愛のはじまりはプラトニックですよ! カッコつけてるわけじゃないけど。
愛葉:いいことですね。
太田:ホントに精神的に好きになってこないとね。彼女が自分のテリトリーに完全に入ってこないとダメですね。〈合致っ!〉みたいな。
愛葉:求めスギ!
太田:(笑)求めスギですよね。
愛葉:怖がりなんですよね?
太田:そう、自分が傷付くのが嫌なの。ってそんなことはどうでもいい!(笑)なんで〈プラトニック〉なの?
愛葉:わたし、ずっとこだわってるのが〈青春〉とか〈パンク〉とか〈焦燥感〉とか。そういう言葉にすごい敏感なんだけど。それはいつも自分も持ってるし、年齢を超えてもワン・ワードで通じる。そのなかでやっぱり〈初恋〉とか〈プラトニック・ラヴ〉は自分のなかで多くのパーセンテージを占めてるの。それと〈妄想〉もポイントなんだけどね。
太田:青春は妄想してますからね。
愛葉:そう! とにかく妄想をいつも繰り返してるから……かな? プラトニックって、触らずに中を見ようみたいな、すごいエネルギー。だったら触れよ!って感じもあるんだけど。
太田:そうだよね。合意の上で……(後略)。
愛葉:妄想の力、思いをめぐらす……なんて言うんだろう? 最初に起きる自分の衝動、としての妄想かな。プラトニックって。
太田:(頭の中を)グルグルまわってるヤツね。
愛葉:プラトニックはみんな共有できるでしょ? ひとりのものと思いきや誰もが持ってる感情、感覚だから。
太田:たしかに。でも衝動って年とると減ってきません?
愛葉:そうですかねー?
太田:なんか、こんなだったなってあてはめちゃう。
愛葉:経験は増えてきてるからね。でも、わたしは〈感激スイッチ〉を入れるんですよ。それをONにしておかないと出かけることすらできないから。そのスイッチを入れて、外に出たら〈わっ、寒い!〉とか(笑)いちいち感激しながらライヴハウスに行ってバンドを観ると、いいところはより良く見えるしきちんと感受性をたかぶらせることができたり。感激スイッチは重要。
太田:そうすると均衡がとれるね。……まともじゃないですか?(笑)
愛葉:まともですよ、わたしは(笑)。
太田:僕のスイッチは〈お酒〉かな。仕事終わって、お酒飲んで、初期化してライヴ観に行ったりするの。
愛葉:わたしは〈メイク〉かな? 特別な日にしかお化粧しないから。だから楽しいし。
太田:スイッチ的にイイですよね! 男はなんだろうな……。鼻毛抜いてる時とかかな。
愛葉:それ、趣味じゃない?(笑)
太田:スイッチではないですよね、アハハハ!