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第10回 ─ AESTHETICS

レーベル・ディスク・ガイド(2) ──エステティクス、とっておきの10枚をご紹介!!

連載
U.S. LABEL GUIDE
公開
2002/03/14   00:00
更新
2002/07/22   16:38
ソース
『bounce』 229号(2002/2/25)
テキスト
文/小林 英樹

DANIEL GIVENS
『Age』
(1999)
カメラマンでありライター、そしてトータス~トリッキー~ダブ・シンジケー トとも共演、さらにはバンディK・ブラウン、ケーシー・ライス、ジョン・へー ンドンらとのDJチーム、デッドリー・ドラゴン・サウンド・システムの一員と、 ヤバ過ぎる活動を続けるアーティストのリーダー作。オリエンタルな雰囲気と、 ビートを細かく積み重ねたエレクトロニカ・ミュージックは、エステティクス ならではのヒップホップ・スタイル。  


THE ETERNALS
『The Eternals』
(2000, Desoto/Aesthetics)
伝説の元祖ダブ・コア・バンドであるトレンチマウスのメンバーが、ケー シー・ライスとのバンド、スーパーE.S.P.を経て結成。LPはエステティクス、 CDはバーニング・エアラインズなどで御馴染みのレーベル、デソトからの変則 リリース。それにしても腰にくる!メロディカ、オルガン、そしてドラムのプログラミング、ビートがガンガン響き渡るハイパー・ダブ・ロック! 20世 紀←→21世紀の空気が行っては帰り、帰っては行き~。

HOOD
『Cold House』
(2001,Domino/Aesthetics)
90年代初頭から活動を続ける英国の良心。本国ではドミノからのリリースだ けど、USではエステティクスの配給と聞いて、めちゃ納得&嬉しかったのを覚 えている。フォーキー~サイケ~トラディショナルをエレクトロニカ・フィル ターで循環させ、さらに今作ではカッチリと〈唄〉に向かった攻めのスタイル。 ものすごく自然に歩んでいるバンドの代表的存在では?現在いちばん多岐に リンクしているロック・バンド。


PULSEPROGRAMMING
『1 Of 2 In 1000』
(2001)
ラルトラのメンバーでもあったマーク・へルナーとジョエル・クリスケによ るハゲ&ヒゲもじゃメガネ・デュオ。それにグラフィック・デザイナーのハン ス・シーガーとビデオ/フィルム・アーティストであるエリック・ジョンソン が加わって、パルスプログラミングという形になる。実際彼らのジャケットは デザイン界でもバカ受け。それに呼応するようにサウンドは美しいスペーシー・ エレクトロニカ・アンビエント。まどろみ~。

WINDSOR FOR THE DERBY
『The Awkwardness EP』
(2001)
トランス・シンジケート、ヤング・ゴッドときて、ついにエステティクスに 移ってきたオースティンの怪物。この移籍第1弾はリミックス・シングルで、 パルスプログラミング、カラ、そしてみずからも参加している。浮遊感たっぷりのサイケデリック&ビートは、身体のみならず脳にも心にもビンビンビン。 美しいほど純粋な愛が詰まっておるのです! 待望のニュー・アルバムは今春。 激ヤバ保証いたします。

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