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インタビュー

キラキラとした宝石箱のようなAUSTINESサウンドができるまで~AUSTINES×ユキタツヤ(Eggsレーベル プロデューサー)対談

カテゴリ : Eggs Pick Up! 

掲載: 2016年10月28日 12:00

編集/長澤香奈(タワーレコード)

 


(左→右)山田KOHDY(Gt)、ハッピーナッティ西山(Dr)、鶴田航平(Vo)、永井秀幸(Ba)、深澤希実(Key)

 

2016年1月に行われた〈ワン!チャン!!~ビクターロック祭りへの挑戦~〉で準グランプリを獲得したAUSTINESのミニ・アルバム『Jewelry』が11月2日にリリースとなる。ブラック・ミュージックやソウルなどのジャンルを軸にしながら、独自のポップスを作り上げ注目を集める彼ら初の全国流通盤となる本作は、そのタイトル通りキラキラと輝きに満ちた楽曲に溢れている。今回のインタビューは、作品のプロデューサーを務めたユキタツヤが、彼らのバンド結成から制作時のエピソード、さらにライヴでの心境の変化などを紐解いていく。

ブラック・ミュージックを基盤にした、いまのAUSTINESサウンドができるまで

ユキタツヤ「まず、アルバムの完成おめでとうございます」

全員「ありがとうございます!」

ユキ「改めてAUSTINESのプロフィール的なところも聞いていこうと思うんだけど……、永井くんメインで話す感じでいい?」

永井秀幸(Ba)「え!?(笑)いや、ここはリーダー(山田)が……」

山田KOHDY(Gt)「一応自分がリーダーなんですよ」

ユキ「初めて知ったわ!(一同笑)いつからリーダーなの?」

山田「バンドの発起人というか、メンバーに声をかけて集めたのが僕なんですよ。いまとなってはだいぶ地位が低くなっちゃいまして……(笑)」

ユキ「でも、金髪にしたからだいぶ目立つし……(笑)」

山田「ここで攻めないとなと思いまして……(笑)。話を戻すと、結成は2015年のはじめぐらいです。ヴォーカルの鶴田がいた前のバンドのサポートをやることになりまして、当時ベースの永井と僕が同じ学校に通ってたんですけど、〈いいヴォーカルがいるぞ! 何かあったら一緒にバンドをやりたい!〉って話をしていたんです。それで、鶴田のバンドが解散したタイミングで、じゃあ新しく(バンドを)立ち上げようかってことで、大学と高校のメンバーでやってみようかと。もともとは男4人で組んだんです」

ハッピーナッティ西山(Dr)「その後、僕らのなかでバンドに鍵盤がほしい!っていう話になったんですよ」

鶴田航平(Vo)「それで、あの金髪(山田)が……」

山田「誰かを誘おう!となり、偶然電話番号を知っていたので」

深澤希実(Key)「そんな軽いノリなのか!(笑)」

山田「演奏が上手で、かわいい女の子といえば彼女だろうと(笑)。そしたら〈いいよ~〉って感じで、いまに至ってます」

深澤「このバンドに入る前は大学でジャズ科を専攻していて。初めて組んだバンドがAUSTINESなんですよ」

ユキ「そのときのバンドの方向性は、どんな感じで考えてたの?」

山田「鶴田が前にやっていたバンドの流れで、まずは鶴田が作る曲を主体にして、爽やかなロックをやろうと」

深澤「最初半年はロックだったよね。少しおしゃれな要素が入った感じの」

ユキ「いまの路線と違うよね。それは、やっていくうちになんか違うなって?」

鶴田「自分たちはまだ結成してから時間が浅いバンドだから、他のバンドと差別化がうまくできないなと思って、新しいことをやろうと。そこでメンバーが好きだったブラック・ミュージックの要素をどんどん入れていくことになったんです」

西山「ただ、ちょっとブラック・ミュージック寄りにしていこうとなった時に……」

鶴田「俺が、それは書けない、となり」

山田「それで、ある日突然永井が“Nancy”を持ってきて、〈ああ、いいんじゃないの?〉と」

AUSTINES“Nancy"

ユキ「永井くんと西山くんはもともと好きだからいいと思うんだけど、当時メインで曲を書いてた鶴田くん的には、バンド自体の方向性が変わることに抵抗はなかったの?」

鶴田「(ブラック・ミュージックが)もともと自分にとって未知のジャンルだったので、抵抗もなにもなくて。なんじゃこりゃ!? って感じでした。ジャミロクワイ? ジャミロクワイって何?みたいな」

ユキ「山田くんは?」

山田「自分はもともと浅く広く音楽を聴くタイプだったので、そんなに抵抗なかったですね」

ユキ「じゃああとは戦略的に他と差別化できるかを考えながら、という感じだったんだね」

 

楽曲をブラック・ミュージックっぽくしても、鶴田が歌うといい感じにポップになる

ユキ「ブラック・ミュージックっぽいっ感じの路線っていう意識はなんとなくわかったけど、どんなバンドにしたいとか、具体的なイメージはあったの?」

永井「いまって、シティ・ポップっぽいバンドって多いじゃないですか。そういうなかで、自分たちは、ブラック・ミュージックをベースにしながらも、他のメンバーがポップな感じなんで、ブラック寄りになりすぎない感じもあるんじゃないかと思うんですよ。そういう部分で、シティ・ポップ寄りだけど、完全にシティ・ポップというわけでもなく、ブラックでもなく、J-POP寄りのアプローチもできるんじゃないかなって」

ユキ「J-POPっぽい間口の広さっていうのは意識してた?」

永井「そうですね。あまりマニアックになりすぎないほうがいいかなって思ってる部分はあります」

ユキ「メンバー何歳だっけ? 22歳? (深澤から〈私は21歳!〉というツッコミを受け謝りつつ)でもそれぐらいの年齢の時ってよりコアなほうに寄らない?」

鶴田「コアなほうには、あまり興味がなくて」

ユキ「それは、みんなに認めてほしいとか、売れたいとか、そういうんじゃなくて、自分たちの音楽的な嗜好として?」

永井「……正直に言うと半々ですね(笑)。バンドを組んだばかりでロックなほうによってたときは、〈売れたい〉の比率が高かったんですよ」

西山「たくさんの人にウケる楽曲を作りたいっていう気持ちが強かったです」

永井「でも売れるんだったらやっぱり自分が好きなほうがいいなって。それで自分たちの音楽を変えていったっていうのはありますね」

深澤「初めて知ったかも……(笑)」

永井「そんな話してなかったっけ? いや、してたはず(笑)」

ユキ「(笑)。まあ、ロックもいまの路線もポップスに近いとは思うんだけど、でも根本的にグルーヴが違うじゃない。そこは変えるときに不安はなかったの?」

鶴田「ロックをやっていたときよりは、ハマりやすかったような気がします。もともと大学の学科的なものでも、ジャズ科とかも入ってますし」

ユキ「鶴田くんはずっとロック畑?」

鶴田「そうですね。僕はずっと独走してました(笑)」

西山「でも、それが逆によかったというか。こちらがいくらブラックっぽくしても、いきすぎず、いい感じにポップになるというか。この人、染まらないんですよ(笑)」

ユキ「(笑)。でも、いまシティ・ポップやってる人たちのなかには、山下達郎さん好きとかも多いと思うんだけど、鶴田くんはそのあたりはあまり通らず?」

鶴田「AUSTINESを始めてから聴き始めましたね」

ユキ「日本語と英語の使い分けとかは?」

永井「それは迷いました。最初英語を混ぜて作ってたのが、日本語のほうがいいかなってなりました」

鶴田「俺が英語できないからなぁ……(笑)」

ユキ「じゃあシティ・ポップの中でもブラック・ミュージックっぽい要素を出しながらもJ-POPのような間口の広さもあればと。最初に俺が聞いたのは〈ワン!チャン!!〉の時だったけど、その時はすでに路線変更をしたあとだったのね」


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