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インタビュー

高木綾子

掲載: 2011年08月31日 20:50

更新: 2011年08月31日 21:02

ソース: intoxicate vol.93 (2011年8月20日発行)

interview & text : 片桐卓也

同世代の仲間たちと一から作り上げた音楽


©Yuji Hori

高木綾子にとってavex-CLASSICSからの第2弾となるアルバムがリリースされた。モーツァルトのフルート協奏曲全曲に続き、同じモーツァルトのフルート四重奏曲集だ。

「どうしてもモーツァルトをやりたかったと言うよりも、まず今回一緒に演奏してくれたこのメンバーと録音したいというのが最初で、それなら何が良いだろう? と考えた時に、やっぱりモーツァルトが一番面白いんじゃないかな、そんな感じで決まった曲ですね」

ヴァイオリンには長原幸太、ヴィオラには鈴木康浩、チェロには上森祥平という腕利きの若手奏者が集まった。

「長原君は私より年下ですが、大学時代に通っていた飲み屋さんで良く出会っていた仲(笑)。鈴木君とも昔からの知り合いで、ヴィオラであれだけの音色を持っている方は少ないですし、その二人にチェロは誰が良いだろうと相談したら、上森さんの名前があがったんです。上森さんは私より芸大では一学年先輩にあたるのかな。ともあれ、年齢が近いメンバーで集まって録音できたのが幸いでした」

同世代のメンバーで録音するメリットは?

「まず、何でも言い合えるということ。そして、お互いに個性を理解しながら、音楽を作って行けるということ。それに、形が決まっていないのが逆に面白いところで、みんなで新しいアイディアを出しながら、一から作り上げて行けたこと。それが今回のアルバムの中に感じられると思います」

モーツァルトの時代にフルートはメインのソロ楽器だったとは言えず、作品数もそれほど多くない。

「楽器も当時はまだトラヴェルソといって、木製のシンプルな楽器でしたし、モーツァルトに作曲を依頼した人も達者なアマチュアという程度の腕だったようですね。でも、そこはモーツァルトで、フルートのパートは比較的簡単に書いてあるのに、他の楽器のパートはかなり難しかったりするんです。そこをきっちり理解しつつ、内声部の難しい動きを演奏してくれたメンバーたちには感謝ですね」

録音がワンポイント方式で、けっしてフルート・メインになっていないのは、参加メンバー全体の演奏を活き活きと捉えるため。

「録音の技術面に関してはよく分からないのですが、みんなで何度かプレイバックを聴いて、この方式が自然で良いという感想だったので、上手く行ったのだと思います」

実は高木には壮大な構想がある。

「一緒に演奏したいと思っている方々がいて、それぞれには『いつか一緒に演奏しましょう』と声を掛けているのですが、みんなとても忙しい方ばかりなので、なかなか実現しないんですよ。でも、私が音頭取りなので、みんなのスケジュールを調整して、演奏会を実現したいなと。頭 の中ではいつもそう思っているんですよ」

その演奏会、ぜひ聴いてみたい。もちろんこの四重奏もライブで聴くチャンスがあれば、ぜひ。

『広響ホットコンサート』
9/4(日)広島市文化交流会館(広島)
『OEK第311回定期公演 フィルハーモニー・シリーズ』
11/28(月)石川県立音楽堂(石川)
『高崎五夜シリーズⅩ 第3夜 高木綾子 フルートリサイタル』
12/9(金)高崎シティギャラリー コアホール(群馬)

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