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インタビュー

耽美と魑魅魍魎と娯楽精神が渦巻く、トキオ・ホテルの住人(?)たちを紹介!!――(1)

 

VARIOUS ARTISTS 『Make Some Noise: The Campaign To Save Darfur』 Warner Bros.(2007)

全曲がジョン・レノン・カヴァーから成るダルフール地区救済のチャリティー盤で、トキオ・ホテルは“Instant Karma”をスカッとダイナミックに披露。本作中ではU2も同じ曲をコピー気味に取り上げているが、軍配はビルのパワフルな歌唱に上がる!

JAPAN 『Adolescent Sex』 Hansa/Ariola(1977)

映画「ラビリンス 魔王の迷宮」におけるデヴィッド・ボウイ風の髪型だったこともあるビル。その影響は言わずもがなだが、ボウイ直系の存在感でニューウェイヴ前夜に脚光を浴びたのが彼ら。この初作はドイツのレーベル発だし、よく考えれば謎なバンド名もトキオ・ホテルの源流?

沢田研二 『TOKIO』 ユニバーサル(1979)

TOKIOといえばあの5人組もいるが、ボウイなどのグラマラスな変容を横目で睨んだスタイルから考え合わせれば、当然この麗人のヒューマノイドな近未来センス(?)が思い浮かぶところだろう。なお、70年代のジュリーは西ドイツでLPをリリースしていたという奇縁もアリ。

AEROSMITH 『Permanent Vacation』 Geffen(1987)

小難しい理屈ヌキにロックでエンターテインする先駆者たちが、その後の大衆路線を決定づけた復活作。“Dude(Looks Like A Lady)”と“Angel”を書いてその飛躍に大きく寄与したデズモンド・チャイルドは、トキオ・ホテルにも“Zoom Into Me”などを書き下ろしている。

SEMI PRECIOUS WEAPONS 『You Love You』 Streamline/Cherrytree/Geffen(2010)

レディ・ガガの手引きでチェリートゥリーと契約したガレージ・バンドで、トキオ・ホテルとはUSでのレーベルメイトにあたる4人組。ザラリとした音の感触はまるで異なるものの、グラムな賑々しさはどこか似通っているような。

 

CINEMA BIZARRE 『Bang!』 Cherrytree/Interscope(2009)

トキオ・ホテルと同時期に、同じくチェリートゥリーから全米デビューしたドイツの5人組。こちらのホームはベルリンで、90sオルタナ調のストレートな演奏にシンセ・ポップ風味も交えた耽美なサウンドは、日本産のV系バンドも人気だというドイツならでは?

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2011年02月09日 17:59

更新: 2011年02月25日 22:41

ソース: bounce 328号 (2010年12月25日発行)

ディスクガイド/出嶌孝次

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