真心ブラザーズが活発な活動を続けるなか、久々にソロとして再始動したYO-KING。まず届いたのがこの5曲入りのミニ・アルバムだ。冒頭の表題曲“スペース~拝啓、ジェリー・ガルシア~”は、偉大なロック・アイコンをテーマとした〈拝啓〉シリーズの第2弾……に当たるのだろうか、ジェリー・ガルシアに捧げられている。グレイトフル・デッドの中心人物だったガルシアは、サイケで風変わりなヒッピーという類のイメージが強いかもしれないが、その表現の核として〈愛と平和と自由〉を謳っている点で、YO-KINGが“拝啓、ジョン・レノン”とリスペクトを捧げたジョンと重なる(ジョンもサイケで風変わりな面があったし)。
とはいえ、“拝啓、ジョン・レノン”が随所でアイロニカルなトゲを残していたのに対して、本作でのYO-KINGは前向きに人生を過ごすためのヒントやパーソナルに気付いたことなどをサラリと述べている。この語り口の変容を〈成熟〉と取ることもできるのだろうけど、それでも曲の根底にある想いや熱さは、ジョン版から通底しているものであり、それこそがYO-KINGのソロの醍醐味でもある。
他にも、ブレイクビーツに乗せたラップ調の“ライセンス・トゥ・精神世界”、弾き語りのフォーク・ソング“世界の元”、ポップで軽やかな“愛しき日々”を収録。またボーナス・トラックとして“Hey! みんな元気かい?”の宴会ヴァージョン……もとい、ライヴ・テイクも。どの曲にもポジティヴな活力が漲っており、音楽的な幅広さも含めて、YO-KINGの〈いまのモード〉をコンパクトにまとめた作品と言えそうだ。
コンポージアム2012 ~細川俊夫を迎えて~
2012/05/22
息遣いが織りなす季節の巡り、それを断ち切る天使の叫び
─ヒロシマとドレスデンを記憶する細川俊夫のオラトリオ「星のない夜」の日本初演によせて──
ユニバーサル映画100周年を祝おう
2012/05/16
web exclusive
Caravan
2012/05/23
Y・ISHIDAのテクノ警察
生きる伝説、DJハーヴィーの最新ミックスにテクノを見た!
2012/05/22