『ザ・ロイヤルファミリー』の鍵となるレース“有馬記念”!注目される理由に迫る

2025年10月12日から日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」が放送され、盛り上がりを見せている“競馬”。作中の中でキーになるレースとして登場するのが、競馬に詳しくない人でも一度は耳にしたことがあるであろう“有馬記念”だ。なぜ競馬の中でも“有馬記念”が特に注目されるのか、その理由を掘り下げていこう。
●優秀馬が集うオールスター祭「有馬記念」
1年を通しておこなわれるG1レースの中でも、特に注目度が高い有馬記念。その前進となるのは1956年に創設された「中山グランプリ」で、当時の理事長でもあった有馬頼寧氏が「日本ダービーに匹敵する大レースを」と新たな試みを企画したもの。第1回目のレースは無事成功に終わったが、翌年に創設者である有馬理事長が急逝し、功績を称え「有馬記念」と改称されたのが始まりだ。
有馬記念を引退レースとして選ぶスターホースも多い。その理由はさまざまだが、ひとつは他のG1レースと違い、ファン投票で出走馬が決まるというところ。そして中央競馬の1年を締めくくる最後のグランプリレースとして位置づけられており、有馬記念を制した馬が“その年の競馬界を象徴する名馬”とされることも大きな理由のひとつだろう。
ちなみに今年の有馬記念は12月28日に開催が予定されている。おそらく「ザ・ロイヤルファミリー」の最終回もこの前後になると予想されるため、合わせて注目を集めそうだ。
原作小説「ザ・ロイヤルファミリー」は、税理士の栗須栄治がビギナーズラックで当てた馬券を縁に、人材派遣会社「ロイヤルヒューマン」のワンマン社長・山王耕造の秘書として働くところから始まる。そして山王と共に、有馬記念を目指すのだが……馬主一家の波瀾に満ちた20年間を描く長編小説となっている。
原作小説を読むことで、有馬記念の裏にある歴史や思いをより深く感じられるだろう。これまで競馬に触れてこなかった人も、ドラマと共にぜひ一度手を伸ばしてみてほしい。
●玉置浩二「ザ・ロイヤルファミリー」主題歌
タグ : レビュー・コラム
掲載: 2025年12月07日 10:29

