サイモン・ラトル&ウィーン・フィル『ベートーヴェン: 交響曲全集』5枚組 2026年2月6日発売
音楽の聖地で起きた革命。ラトルとウィーン・フィルが仕掛けた、かつてない響きを引き出した2002年の決定的ライヴ録音の再発売。
輸入盤CD5枚組
■工作細節
2002年4月29日から5月17日にかけて、ウィーンのムジークフェラインザールでおこなわれた連続演奏会を収録したライヴ録音。ラトルはここでベーレンライター版の楽譜を使用し、楽器編成は本来の二管編成、配置はヴァイオリン両翼型という時代様式的な条件も踏まえつつ、随所に刺激的な解釈表現を施しています。特に第9番では、伝統的な歌唱を避けるためか、かつての仲間で、さまざまな近現代作品でも共演したバーミンガム市交響楽団合唱団を招いて、ときに荒々しいまでの表現力を持った合唱を自在に響かせることに成功しています。ウィーン・フィルもこうしたラトルの要求に巧みに応え、ソロはもちろん、トゥッティでも彼ららしさを失うことなく、先鋭さと豊かさを兼ね備えた見事な演奏を聴かせているのが印象的です。クラムシェル仕様。
ワーナーミュージック・ジャパン

■収録曲
【曲目】
ベートーヴェン:
《Disc1》
交響曲第1番ハ長調 Op.21/交響曲第3番変ホ長調 Op.55『英雄』
《Disc2》
交響曲第2番ニ長調 Op.36/交響曲第5番ハ短調 Op.67『運命』
《Disc3》
交響曲第4番変ロ長調 Op.60/交響曲第6番ヘ長調 Op.68『田園』
《Disc4》
交響曲第7番イ長調 Op.92/交響曲第8番ヘ長調 Op.93
《Disc5》
交響曲第9番ニ短調 Op.125『合唱』
【演奏】
バーバラ・ボニー(ソプラノ)、ビルギット・レンメルト(コントラルト)
カート・ストレイト(テノール)、トーマス・ハンプソン(バリトン)
バーミンガム市交響合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
サイモン・ラトル(指揮)
【録音】
2002年4月29日~5月17日 ウィーン、ムジークフェラインザールでのライヴ