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コセンコ&レザンバサドゥール=ラ・グランド・エキュリー 『リュリ:抒情悲劇《アティス》』 3枚組 2026年1月29日発売

リュリ

初演時の編成に肉薄。王の明敏な感性を虜にした響きに迫る新名演

CD(3枚組)


■作品詳細

17世紀中盤にあって、演劇の魅力をそのまま歌に閉じ込めたかのような自然な語りを音楽で聴かせ、フランス語の台本によるオペラという新境地を拓いたリュリ。1676年初演の《アティス》はルイ14世がことさら深く愛し「王のオペラ」と呼ばれた傑作で全曲録音も複数出ていますが、このたび更なる画期的全曲盤が登場。
故J-C.マルゴワールの古楽器楽団を吸収合併し、徹底したバロック管弦楽の再現に意欲を燃やすアレクシス・コセンコの合奏団が、表題役にヴィダル、女主人公たちにジャンス、ピオー、他にもクリストヤニスにベナニ、ヴィチャクら錚々たる最前線の名歌手を迎え、ひときわ深い作品解釈を実現しました。
弦楽合奏は当時の「王の24のヴァイオリン団」に合わせ24人(弓奏弦楽器では他に通奏低音にヴィオル奏者が2人参加)、史料に基づき7本のアルトリコーダーが同時に奏される箇所もあるほか、初演時に使われていた可能性が史料から示唆されるフラウト・トラヴェルソも使用するなど、最新の研究成果に基づき徹底して初演当時のオーケストラ編成を再現。
クラヴサンにベアトリス・マルタン、撥弦はアンドレ・ヘンリヒら2人、木管にジェレミー・パパセルジオーなど多忙な名手たちも参加しています。
作曲者の意向に合わせ装飾歌唱を最小限に留め、悲恋の物語をプロローグから終幕まで曲本来の劇的効果を全歌手が味わい豊かに聴かせる中、編成の意義をみごとに伝える古楽器演奏の魅力も十全に堪能できる傑作録音に仕上がっています。
(ナクソス・ジャパン)

■収録曲

ジャン=バティスト・リュリ(1632-1687):
抒情悲劇《アティス》(序幕と全5幕/1676年1月パリにて初演)
台本: フィリップ・キノー(1635-1688)

【演奏】
アティス…マティアス・ヴィダル(テノール)
シベール…ヴェロニク・ジャンス(ソプラノ)
サンガリード…サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ)
セレニュス…タシス・クリストヤニス(バリトン)
ドリス…ハスナア・ベナニ(ソプラノ)
メルポメーヌ、メリス…エレオノール・パンクラツィ(ソプラノ)
時の神、無残な夢の精、サンガル川の神…ダヴィド・ヴィチャク(バリトン)
西風の精、モルフェ、川の神1…アントナン・ロンドピエール(テノール)
花の精、泉の精1…ヴィルジニ・トマ(ソプラノ)
イリス、泉の精2…マリーヌ・ラフダル=フラン(ソプラノ)
眠りの精…レイナウト・ファン・メヘレン(テノール)
ファンターズ…フランソワ=オリヴィエ・ジャン(テノール)
泉の精3、4…コンスタンス・パラン、マドレーヌ・プリュネル(ソプラノ)
川の神2…カルロス・ラファエル・ポルト(オートコントル)
小川の童神…マリー・バロン、アンリ・ド・モンタランベール(歌)

レ・パージュ・エ・レ・シャントル(ヴェルサイユ・バロック音楽センター合唱団)
レザンバサドゥール=ラ・グランド・エキュリー(古楽器使用)
アレクシス・コセンコ(フラウト・トラヴェルソ、指揮)

【録音】
2024年3月、パリ、サル・コロンヌ

総収録時間: 177分

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カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2025年12月05日 15:30