Naxos~2026年1月第1回発売新譜情報(5タイトル)

CD(4タイトル)、LP(1タイトル)
■작품 상세
今回はレオ・ヴェイネルのヴァイオリン・ソナタ第1番&第2番に、ヴィヴァルディの歌劇《バヤゼット》のCD盤、デンマークのギタリスト、クリストフェ・デジュールが弾く20世紀のギター作品集、NAXOS IDIL BIRET EDITIONから1999年シュヴェツィンゲン音楽祭でのイディル・ビレットの演奏を収録した4枚組CDに、LPでサン=サーンスのピアノ協奏曲集がリリースされます。
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レオ・ヴェイネル(1885-1960):ヴァイオリン・ソナタ第1番、第2番、ロマンス 、バラード
ユーリア・プシュケル(ヴァイオリン)、イシュトヴァーン・カッシャイ(ピアノ)
ブダペスト生まれのヴェイネルは、王立音楽院でケスラーに学び、教育者として半世紀にわたりハンガリー音楽界に大きな影響を与えた作曲家。活動の初期に書かれた作品はドイツ・フランスのロマン主義とハンガリーの語法を融合した独自の響きにより国際的評価を受けました。このアルバムに収録されたピアノを伴う室内楽は、その中でも高く評価され、愛奏された作品群です。ヴァイオリン・ソナタ第1番は1912年初演。抒情的な幻想曲風の第1楽章にはじまり、軽妙なスケルツォ、深い瞑想を湛える緩徐楽章、動機の変容に富む壮大なフィナーレで構成された作品です。ヴェイネルは後にこの作品をヴァイオリン協奏曲(8.574707に収録)に編曲しました。第2番は1917年初演。戦時の影を映す劇的で暗い語法が特徴。古典的なソナタ形式の緊張感ある第1楽章、魔術的と評された鮮やかなスケルツォ、フランス印象派風の緩徐楽章、即興風の導入をもつ終楽章から成る濃密な表現による作品です。他には高貴さと詩的深みを湛えた「バラード」、チェロのゆったりとした旋律が魅力の「ロマンス」を収録。ヴァイオリンを演奏するのは2019年エリザベート王妃コンクールの入賞者ユーリア・プシュケル。
(ナクソス・ジャパン)
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アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741):歌劇《バヤゼット》全3幕(3枚組)
フェデリコ・マリア・サルデッリ(指揮)フェニーチェ歌劇場管弦楽団
ヴィヴァルディ後期の歌劇《バヤゼット》は、ハイムの『タメルラーノ』の台本による1735年に初演された作品。レチタティーヴォは自筆譜が残るものの、失われたアリアの再構築が必要とされています。作品は当時一般的であったパスティッチョ(既存の作品の引用による混成)形式で、ジャコメッリ、ブロスキ、ハッセらの人気アリアが取り入れられています。指揮者フェデリコ・マリア・サルデッリは資料研究に基づき失われた部分を補筆し、当時の編成を踏まえた版を作成。ドルチーニ、プリーナら実力派歌手陣が、サルデッリ率いるオーケストラの生気に満ちた演奏とともに、ヴィヴァルディの音楽を鮮やかに甦らせています。
【同内容の映像】 DYNAMIC
DVD…DYNDVD38056
Blu-ray…NYDX-50402(国内仕様盤)
DYNBRD58056(輸入盤)
(ナクソス・ジャパン)
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Tales of Fate 運命の物語 - エスプラ、ハーバ、ストラスフォーゲル、ホセ:ギター作品集
クリストフェ・デジュール(ギター)
このアルバムでクリストフェ・デジュールが取り上げる4作品は、いずれも作曲後長く初演されなかったという数奇な運命を持っています。たとえば、アンドレス・セゴビアに献呈されながらも長年日の目を見なかったエスプラの作品は、複雑なリズムと和声が魅力です。ハーバの忘れられていたソナタには、彼らしい鋭い和声感覚と自由な展開が息づき、ストラスフォーゲルによる大規模な三部作は、厳粛な祈りのような序奏から抒情的なエレジー、技巧を尽くした終曲で構成されています。そしてアントニオ・ホセのソナタには、スペイン独自の抒情と現代性が鮮やかに結晶、いずれも20世紀ギター音楽の豊かな多様性を物語る作品です。クリストフェ・デジュールはデンマーク出身のギタリスト。多くの新作初演や編曲を手がけ、特にトリオ・カンパネラでの《イベリア》《ゴイェスカス》全曲編曲が国際的評価を得ました。Naxosから「クラシック・ギター・トランスクリプションの芸術」(8.574259)も発表しています。
(ナクソス・ジャパン)
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NAXOS IDIL BIRET EDITION
イディル・ビレット 1999年5月14-15日、シュヴェツィンゲン音楽祭 - ショパン没後150年記念(4枚組)
イディル・ビレット(ピアノ)
このアルバムには1999年にシュヴェツィンゲン音楽祭の特別企画として行われたショパン没後150年記念コンサートでの演奏が2日分収録されています。一連のショパン録音が高く評価されていたビレットは、5月15日の演奏会に招かれていましたが、14日に出演予定だったアナトール・ウゴルスキが当日になって体調不良を訴えてキャンセル。主催者から代役の要請を受けたビレットがブリュッセルから飛行機に飛び乗りシュトゥットガルト空港に着くと、待機していたヘリコプターと車を乗り継いで会場にかけつけ、リハーサルもそこそこに、ウゴルスキが予定していたプログラムを1曲も変えることなく演奏しました。結果は非常に満足のゆく出来栄えで、大御所評論家のヨアヒム・カイザーもビレットへの称賛を惜しまなかったと伝えられます。CD3とCD4は彼女の本来の出番であったプログラムを収録。アンコールも含めて前日と1曲の重複も無いプログラムは聴衆と批評家を大いに感嘆させました。ボーナストラックとしてミュンヘンで演奏された即興曲4曲が収録されています。
(ナクソス・ジャパン)
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NAXOS IDIL BIRET EDITION
カミーユ・サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番、第4番(LP)
イディル・ビレット(ピアノ)、ジェイムズ・ロッホラン(指揮)フィルハーモニア管弦楽団
1988年、47歳で初めて協奏曲録音に臨んだイディル・ビレットは、長年のソロ活動から、オーケストラとの共演にも本格的に踏み出しました。このアルバムでは、サン=サーンスのピアノ協奏曲第2番の劇的な表現力と、循環形式を用いた第4番のユニークな構造を鮮やかに描き出しています。ロンドンのセント・バーナバス教会で、名エンジニアのマーク・ブラウンとトニー・フォークナーによってトルコ文化省の支援を受けて収録され、Gramophone誌でも絶賛されたこの録音は、ビレットとNAXOSの歴史的パートナーシップの幕開けとなりました。今回LP盤での復刻となります。
(ナクソス・ジャパン)
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