エベーヌ弦楽四重奏団、ベルチャ弦楽四重奏団『メンデルスゾーン&エネスク: 弦楽八重奏曲集』SACDハイブリッド 2026年1月14日発売
世界最高峰の弦楽四重奏団として並び称される、エベーヌ四重奏団×ベルチャ四重奏団。長年の友情とツアー共演を経たジョイント録音で、二人の天才作曲家が遺した八重奏曲の奇跡的な名演が実現!
国内盤SACDハイブリッド
輸入盤CD
エベーヌ四重奏団×ベルチャ四重奏団が約10年にわたる共演で築き上げた鉄壁の信頼関係のもと、8人編成による室内楽の稀有な傑作――メンデルスゾーンとエネスク、10代の若さで八重奏曲を書き上げた二人の天才による作品に挑みます。
メンデルスゾーンの《弦楽八重奏曲 変ホ長調》。1825年、わずか16歳の天才が、自身のヴァイオリン教師の誕生日を祝うために作曲した、交響的な構想と驚異的な完成度を誇る傑作です。この演奏では、エベーヌ四重奏団の第1ヴァイオリン奏者、ピエール・コロンベがアンサンブルを鮮やかにリードします。
対するは、ジョルジェ・エネスクの《弦楽八重奏曲 ハ長調》。1900年、18歳の彼がパリで書き上げた、ウィーン、ドイツ、フランスの音楽的伝統と、故郷ルーマニアの民族音楽の精神とを情熱的に融合させた野心作。こちらでは、ベルチャ四重奏団の創設者であり、エネスクと同じルーマニア出身のコリーナ・ベルチャが、アンサンブルを熱く牽引します。
ワールドツアーを通じて練り上げられた二つのオクテットは、もはや「二つの団体」ではなく、一つの生命体とも言うべき圧倒的な一体感と、高次元のアンサンブルを築き上げています。
その演奏がいかに衝撃的であったか、メディアの絶賛が物語っています。
『豪華キャスティングという言葉が、この夜ほどふさわしかったことはない。二つの名高い団体が、見事に技術を融合させ、心から演奏を楽しんでいるのが伝わってきた。その力強く熱のこもった演奏に、休憩前にもかかわらず多くの聴衆が立ち上がった。』(Strad誌)
『終楽章では驚くほどの音の波が押し寄せ、情熱が全身のあらゆる毛穴からほとばしるようだった。弓は狂気じみた力強さで使われ、純粋な陶酔の瞬間が訪れた。実にスリリングな結末であった。』(Bachtrack誌)
『各人の名人芸が火花を散らす迫力、エネスクは強靭な一体感と艶めかしい技巧が光る。全編を通じ、飛び切り活きが良く圧倒的な密度とエネルギーに満ちた、作品の魅力を味わい尽くせる名演だ。』(毎日クラシックナビ)
まさに、二つの名門カルテットが真に一体となって生み出した、現代最高峰のオクテット演奏。 室内楽史に新たな金字塔を打ち立てる、歴史的なリリースの誕生です。この熱狂を、ぜひその耳で体験してください。
(ワーナーミュージック)
【収録曲】
メンデルスゾーン:弦楽八重奏曲 変ホ長調 Op. 20, MWV R20
1. Allegro moderato ma con fuoco
2. Andante
3. Scherzo. Allegro leggierissimo
4. Presto
エネスク:弦楽八重奏曲 ハ長調 Op. 7
5. Tres modere
6. Tres fougueux
7. Lentement
8. Mouvement de valse bien rythmee
【演奏】
エベーヌ弦楽四重奏団
ピエール・コロンベ(ヴァイオリン)
ガブリエル・ル・マガデュール(ヴァイオリン)
マリー・シレム(ヴィオラ)
岡本侑也(チェロ)
ベルチャ弦楽四重奏団
コリーナ・ベルチャ(ヴァイオリン)
カン・スヨン(ヴァイオリン)
クシシュトフ・ホジェルスキー(ヴィオラ)
アントワーヌ・レデルラン(チェロ)
【録音】
2025年7月6-11日、ドイツ、エルマウ城
カテゴリ : ニューリリース | タグ : 高音質(クラシック) SACDハイブリッド(クラシック)
掲載: 2025年11月13日 18:00