アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ『ショパン・リサイタル』SACDハイブリッド タワレコ限定 2025年9月24日発売

タワーレコード・オリジナル企画盤 UNIVERSAL x TOWER RECORDS
"ユニバーサル音源"復刻 SA-CDハイブリッド盤のシリーズ最新作
“VINTAGE SA-CD COLLECTION” 第40弾
「ミケランジェリ没後30年企画」 新規マスタリング
SACD 하이브리드
演奏、音質ともに秀逸な超名盤
DG音源 優秀録音盤 (ステレオ録音)(盤面印刷:緑色仕様)
ピアニスト、阪田知樹氏による新規序文解説「ミケランジェリと私」を掲載!
“ショパン・リサイタル”
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ (ピアノ)
(10のマズルカ、前奏曲 第25番、バラード 第1番、スケルツォ 第2番)/1971年録音
税込 3,950円 限定盤 世界初SA-CD化
新規で本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから高品位デジタル化後、
本国の専任エンジニアによる最新のマスタリングを行いました
新規序文解説付。オリジナル・ジャケット・デザイン使用
2025年9月24日(水)リリース予定
(発売日、仕様は変更になる可能性がございます)
企画・販売:TOWER RECORDS
制作・発売:ユニバーサル ミュージック合同会社
2025年6月発売に続く最新のタワー企画盤『ヴィンテージSA-CDコレクション』の第40弾は、2025年に没後30年を迎えたミケランジェリの「ショパン・リサイタル」を最新で復刻します。4年に一度、今年行われるショパン・コンクールもあり、あらためて録音史に残るこの超絶的名盤を取り上げました。ミケランジェリは1950年代に重病となり、その後1955年にショパン・コンクールの審査員としてピアニストにまた復帰した経緯がありますので、この時期に初のSA-CD化となるこのアルバムをリリースしたいという思惑もあります。いずれにせよ、完璧なまでの演奏と讃えられるこのアルバムの高音質化の意義は大きく、細部までニュアンスに富んだ今回の音質を堪能できます。尚、今回の序文解説には新規でピアニストである阪田知樹氏の一文を掲載しました。同じピアニストだからこそ伝えられる貴重な解説も合わせ、お楽しみください。
アナログ録音時代のユニバーサル音源のなかから、SA-CDで復刻するに相応しい演奏、かつ音質的にも優れた名盤を候補のなかからセレクトし世に問うシリーズとして、最新作をぜひお聴きください。粒立ちの良い高解像度の今回の音源は、従来以上に演奏を更に引き立ててくれます。当時の優秀録音盤でもあり、演奏含めの珠玉の録音です。今回もあらためて最新でハイレゾ化された本国のオリジナルのマスターを使用し従来以上の音質を目指しました。SA-CD化により更に素晴らしい響きを堪能ください。音質に関しては従来通り万全を期しており、本国のオリジナル・アナログ・マスターテープを用いての最新の高品位デジタル化と本国エンジニアによるマスタリングを経て復刻を行っています。名盤に新たな息吹を吹き込むこの再発シリーズはパッケージとして現況での最上の音質復刻を目指しました。
<VINTAGE SA-CD Collectionとは>
高解像度、高音質であるSA-CDの特性を生かした、タワーレコード・オリジナルの企画です。2004年から続く「Vintageシリーズ」と同様、復刻に対するスタンスは従来通りで、極力初出時のオリジナル・ジャケット・デザインを採用し、また、あくまで音質にこだわり、現況での上質の音質を目指しました。それぞれの名盤の魅力をさらに引き出し、加えてこれまでと別の評価や魅力を加えるべく、今後も再創出をしていく所存です。ご期待ください。
<当シリーズの制作に関しまして>
当シリーズでは制作するにあたり、原則的にかつてDGやDECCAに所属していた海外の専任エンジニアが、厳密に保管されている本国のオリジナル・アナログ・マスターテープからダイレクトで高品位のデジタル化を行い、基本的にマスターがマルチ・チャンネルの場合は2chにミキシングした上で、このシリーズ用に綿密な工程で時間をかけて新規でマスタリング作業を行いました。これらの制作過程には細心の注意が払われています。例えば、デジタル化を行うにあたって、オリジナル・アナログ・マスターテープに難があれば都度テープの物理的修復を行っている、といった点も含め、その後高品位のデジタルで取り込まれたマスター音源は、当時の録音エンジニアの意向を十分配慮した上で最適かつ最少のマスタリングを施して商品化されています。尚、DGとDECCA音源では本国のレーベルの方針によりそれぞれ制作過程が若干異なります。デジタル化やマスタリングの工程を含む復刻のプロセスそのものがここ数年進化してきたことにより、たとえ過去にSA-CD化された音源であっても新たな発見を我々にもたらしてくれるでしょう。最近のデジタル技術に関わる機材は常に進歩しており、より高品位で緻密な音源制作が可能になってきました。現在はオリジナルのアナログ・マスターを今だからこそ、より高音質で楽しむことができる環境があります。これまで通常CDの“ヴィンテージ・コレクション+plus”でもアナログ音源に関しましてはその都度、本国のオリジナル・アナログ・マスターテープより192kHz/24bitでデジタル化した音源をCDマスターに使用してきましたが、このSA-CD企画ではさらに素晴らしい音で皆様にお届けすることが可能になりました。SA-CD層では、高精細なマスターサウンドをお楽しみいただけます。CD層も最新のデジタル化とマスタリングを施しておりますので、従来盤の音質とは一線を画しています。
<仕様>
※<DG音源に関して>独Emil Berliner Studiosにて本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル変換したWAVデータをマスタリングしてSA-CD層用にDSD変換、CD層用には44.1kHz/16bitに変換してそれぞれマスターを制作(PROC2430)
※アナログ・マスターテープはその経年劣化と保存状態に応じて、可能な範囲で入念な修復作業を行った後に変換作業を実施
※オリジナル・ジャケット・デザイン使用、 ※通常パッケージ仕様、 ※盤印刷面:緑色仕様
*下記商品の仕様、発売日等は予告なく変更する場合がございます。

ショパン・リサイタル (2025年リマスター) (SA-CDハイブリッド)
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ
[PROC-2443 (1SA-CDハイブリッド)3,950円(税込)] POS: 4988031791073
SACD 하이브리드
【収録曲】「ショパン・リサイタル」
1. フレデリック・ショパン:10のマズルカ
第43番 ト短調 作品67の2
第34番 ハ長調 作品56の2
第45番 イ短調 作品67の4
第47番 イ短調 op.68の2
第46番 ハ長調 作品68の1
第22番 嬰ト短調 作品33の1
第20番 変ニ長調 作品30の3
第19番 ロ短調 作品30の2
第25番 ロ短調 作品33の4
第49番 ヘ短調 作品68の4
2. フレデリック・ショパン:前奏曲 第25番 嬰ハ短調 作品45
3. フレデリック・ショパン:バラード 第1番 ト短調 作品23
4. フレデリック・ショパン:スケルツォ 第2番 変ロ短調 作品31
【演奏】
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ (ピアノ)
【録音】
1971年10月、11月 ミュンヘン
【Original Recordings】
Recording Producers: Karl Faust, Rainer Brock
Balance Engineers: Heinz Wildhagen, Gernot Westhäuser
【原盤】
Deutsche Grammophon
【Remaster】
DSD Remastered by Emil Berliner Studios, 8/2025
独Emil Berliner Studiosにて本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル変換したWAVデータをマスタリングしてSA-CD層用にDSD変換、CD層用には44.1kHz/16bitに変換してそれぞれマスターを制作
【First LP Release】
2530236
<ミケランジェリ没後30年企画>
完璧なまでに再構築された究極のショパン演奏!1971年録音の超名盤を今回の発売のために本国のアナログ・マスターテープより最新復刻。待望の初SA-CD化!新規序文解説として、ピアニスト阪田知樹氏による「ミケランジェリと私」を掲載!
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(1920-95)が遺した数少ないセッション録音の中でも珠玉の輝きを誇るDGへの「ショパン・リサイタル」が遂にSA-CD化!ミケランジェリはDGに1971年7月からいくつかのアルバム制作のためのセッション録音を開始しますが、同年7月に「ドビュッシー:映像第1集・第2集、子供の領分」を、7月から翌月にかけて「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第4番」単独を、そして同年10月と11月にこの「ショパン・アルバム」を録音しました(その後、’70年代には1978年に「ドビュッシー:前奏曲集第1巻」を、1979年にはジュリーニとベートーヴェンのピアノ協奏曲第1,3,5番をライヴ収録(2017年に当企画でPROC2070として発売中))。DGへの録音はその後’80年代も進行し、ブラームスのバラード集やシューベルト、1989年と翌年にはモーツァルトのピアノ協奏曲4曲を収録しています(DGでは他に1957年のBBCでのシューマンもあり)。没後にはバレンボイムとのシューマンのピアノ協奏曲のライヴ他も発掘されファンを驚かせました。ミケランジェリは同じレベールでのまとまった録音が他にEMIを除くとほとんど無いため、DGへの一連の録音群は貴重な機会だったと言えます。とはいえ、完璧主義者のミケランジェリは準備を含めて相当綿密に時間をかけて制作進行が行われたと思われますので、制作陣含め多大な労力や強固な意志の元、進められたことは想像に難くありません。一方、この「ショパン・リサイタル」は収録自体の時間は相当早く終了したとも伝えられており、ミケランジェリの完璧な演奏を物語るエピソードのひとつとしても知られています。
極めて演奏レパートリーが限られていたミケランジェリがショパンだけのまとったアルバムを遺してくれたことは貴重で、さらにショパンという概念をある意味超えた楽曲の核そのものをミケランジェリが再構築したかのように響くのは凄いことです。そこには完璧なまでの演奏テクニックに支えられた技術の高さの上に、徹底された美意識で統一された様式が加わり、ミケランジェリ以外の誰も到達できないレヴェルで再構築された曲を聴くことができます。これは圧倒的でありピアノという楽器を遥かに超えた、芸術自体の着地点のひとつを見るかのようです。どの曲も強い意志で統一されており、1音たりとも疎かに聴けません。その意味では、高音質化された今回の最新復刻盤を鑑賞する意義は大きく、より細かなニュアンスを聴きとれる本盤を持って、ミケランジェリの没後30年にあたるこの機会に、さらなるアルバムへの評価を期待します。
今回の復刻では本国オリジナルのアナログ・マスターテープに遡り、新規で高音質のデジタル化を行いました。今回に限らず最上位のフラットマスターを使用したため、非常に優秀なプレゼンスを得ることができています。質感や各定位が驚くほど明瞭・明確になり、DSD化の恩恵も加わったこれまでにない優秀な音質を再現。この盤では制作するにあたり、本国のオリジナル・アナログ・マスターテープの物理的なメンテナンスと修復を行った上で高品位(192Khz/24bit)でのデジタル化(PCM)を行い、ベルリンのエミール・ベルリナー・スタジオで、レーベル専任エンジニアがこのシリーズ用に綿密な工程で時間をかけてマスタリング作業を行いました。SA-CD層では、高精細なマスターサウンドをお楽しみいただけます。CD層も最新のデジタル化とマスタリングを施していますので、従来盤の音質とは一線を画しています。今回のリリースでは2025年7月発売のVintage+plusシリーズでのCD復刻、テューレックによる「J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲」(PROC2434)に続き、新規序文解説としましてピアニスト阪田知樹氏による「ミケランジェリと私」を掲載しました。また、解説書内には他のオリジナル・ジャケット・デザインもカラーで入っています。今回の「ヴィンテージSA-CDコレクション」第40弾は、1タイトルを発売いたします。
※ 限定盤。SA-CDハイブリッド盤。ステレオ録音。世界初SA-CD化
※ 2025年最新マスタリング音源使用(独Emil Berliner Studiosにて本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル変換したWAVデータをマスタリングしSA-CD層用にDSD変換。アナログ・マスターテープはその経年劣化と保存状態に応じて、可能な範囲で入念な修復作業を行った後に変換作業を実施)
※ オリジナル・ジャケット・デザイン使用
※ ジュエルケース仕様
※ 盤印刷面:緑色仕様
※ 一部オリジナル・アナログ・マスターテープに起因するノイズ等があります。ご了承ください
※ 解説:阪田 知樹氏(新規序文解説)、リチャード・エヴィドン氏(佐藤みどり氏訳)、解説書合計8ページ

カテゴリ : タワーレコード オリジナル企画 タワー限定 ニューリリース | タグ : 高音質(クラシック) SACDハイブリッド(クラシック)
掲載: 2025年08月29日 12:00