フランク・ペーター・ツィンマーマン『バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第1&2番、シマノフスキ:神話』SACDハイブリッド 2025年9月25日発売

フランク・ペーター・ツィンマーマン、東欧が生んだ名作群を録音。品格と情熱の高度なバランス、圧倒的な完成度!
輸入盤SACDハイブリッド
輸入盤・国内流通仕様SACDハイブリッド
※国内仕様盤には増田良介氏による日本語解説が付属いたします。
1965年生まれのフランク・ペーター・ツィンマーマンは、早くからドイツを代表するスター・ヴァイオリニストとして注目され、国際的な活躍を続けて来ました。レパートリー選択は時流に流されたり、浮ついたりすることなく、慎重に完成度を高めてから披露する姿勢も称賛され、「王道を行く正統派ヴァイオリニスト」と称えられています。そのツィマーマンが近年関心を寄せているのがバルトークをはじめとする東欧の作曲家たち。2019年から21年にかけて、BISにバルトークの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ(BISSA2457)と2つのラプソディ(BISSA2657)を録音してきました(ヴァイオリン協奏曲はベルリン・フィルの自主レーベルからリリース、2016年録音)。今回リリースされるのはヴァイオリンとピアノのためのソナタ2曲。実験的側面の多い両曲をしっかりと俯瞰して把握し、作曲者が盛り込んだ多種多様な音響のためのテクニックを実践しています。2023年から共演しているウクライナ出身のドミトロー・チョニのピアノにも注目。この曲が秘めるエキゾティックな雰囲気や神秘的な色彩などを見事に表出し、父と子ほども年の差のあるツィンマーマンと堂々と渡り合っています。
ツィンマーマンはこれまでもバルトーク作品をマルティヌーやストラヴィンスキー作品とカップリングしてリリースしてきましたが、今回はシマノフスキの代表作の一つ「神話」。近年演奏される機会が増えている作品ですが、バルトーク以上に神秘的かつ思索的な側面の強いこの作品の隅々まで透徹した解釈と完成度を極めた演奏を聴かせる当盤は、同曲のファンにとって待望の1枚でしょう。
(ナクソス・ジャパン)
【曲目】
ベーラ・バルトーク(1881-1945):
1-3. ヴァイオリン・ソナタ第1番 Sz. 75(1921)
1. I. Allegro appassionato
2. II. Adagio
3. III. Allegro
カロル・シマノフスキ(1882-1937):
4-6. 神話 Op. 30(1915)
4. I. La Fontaine d'Arethuse アレトゥーサの泉
5. II. Narcisse ナルキッソス
6. III. Dryades et Pan ドリュアデスとパン
バルトーク:
7-8. ヴァイオリン・ソナタ第2番 Sz. 76(1922)
7. I. Molto moderato
8. II. Allegretto
【演奏】
フランク・ペーター・ツィンマーマン(ヴァイオリン)
ドミトロー・チョニ(ピアノ)
【録音】
ドイツ、デュッセルドルフ、ロベルト・シューマン・ザール
2024年1月23-24日…1-3
2024年12月16-19日…4-8
総収録時間:72分
SACD層: Stereo, Multi-Channel 5.0
カテゴリ : ニューリリース | タグ : 高音質(クラシック) SACDハイブリッド(クラシック)
掲載: 2025年08月14日 00:00