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水上恒司主演で『WIND BREAKER』実写化!実はヒットが多いヤンキー漫画×映画

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2025年12月に公開予定の映画『WIND BREAKER』が、人気ヤンキー漫画の実写化とあって注目を集めている。原作は、にいさとるによる同名漫画。2021年より「マガジンポケット」にて連載が開始され、超不良校・風鈴高校に転校してきた桜遥が“防風鈴”として仲間とともに街を守る姿を描いている。アニメも第2期まで制作されるなど人気は高く、2024年12月時点で累計発行部数は800万部を超えている。

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●実写化を支える実力派スタッフと豪華キャスト

実写映画版の監督は、『ブルーピリオド』『東京喰種 トーキョーグール』などで知られる萩原健太郎。脚本は『ハケンアニメ!』で日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した政池洋佑が手がける。演出と脚本の両面で実績あるスタッフが揃っており、原作の世界観やキャラクターがどのように映像化されるのかに注目したい。

主人公・桜遥を演じるのは水上恒司。その他キャストには木戸大聖綱啓永JUNONBE:FIRST)、中沢元紀上杉柊平らが名を連ねている。6月にはキャラクタービジュアルや個別紹介映像が公開され、映像作品としての空気感も少しずつ明らかになってきた。

映画の撮影は2月から4月にかけ、沖縄の商店街を借りてオールロケにて実行。店舗ごとに映画用の装飾が施され、東風商店街のアーチや防風鈴の口上が描かれた看板も特報映像内で確認できる。

本作の魅力は、単なる“喧嘩もの”にとどまらない点にある。桜遥は自分の信念と向き合いながら、仲間や地域との関係性を築く過程で成長していく。作品全体を通じて「守る強さ」や「仲間との絆」が中心に据えられており、ヤンキーものでありながら暴力を肯定する内容ではないことも特徴的だ。実写化においても、その点をどのように表現するのかが見どころとなる。

ヤンキー漫画の実写化にはファンから不安の声が上がりがちだが、実は成功例も多い。たとえば北村匠海主演の『東京リベンジャーズ』は、2021年の実写映画で興行収入No.1を記録し、続編『東リベ2』も前後編あわせて50億円超の成績を収めた。

他にも『ごくせん』『GTO』『クローズZERO』など、シリーズ化された作品も少なくない。『ROOKIES』や『今日から俺は!!』のように、ドラマ化を経て映画化された例もあり、ジャンルとしての安定した人気がうかがえる。

『WIND BREAKER』も、制作陣やキャストの顔ぶれ、原作の人気度、そして既存の実写ヒット作との共通点を踏まえると成功の可能性は高いといえるだろう。初めてこの作品に触れる人はもちろん、すでに漫画を読んだことのある人も、映画の公開を待つ間にもう一度読み返してみてほしい。

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タグ : コミック レビュー・コラム

掲載: 2025年07月31日 13:29