【天皇陛下】来日中のハンガリー大統領と懇談 “音楽談議”では指揮者・小林研一郎さんや作曲家・バルトークのことも話題に
天皇陛下は、21日午前、御所でハンガリーのシュヨク・タマーシュ大統領と懇談されました。
シュヨク大統領は、大阪・関西万博のナショナルデーの式典に出席後、広島・長崎も訪れる予定で、陛下は訪問に感謝を伝えられたということです。
また、大統領は、両国の150年以上にわたる外交関係で大きな役割を果たしているのは『音楽』だとして、長年ハンガリーで指揮してきた指揮者の小林研一郎さんの活躍ぶりを挙げ、陛下は、「そういうことを伺って大変うれしい」と喜ばれたということです。
また陛下は、皇后さまと共に聞いた世界的チェロ奏者・シュタルケルの演奏会に感動した思い出や、好きな作曲家・バルトークについても話されたということです。
(2025年5月21日放送)「日テレNEWS」YouTube公式ページより
指揮者 小林研一郎
1940(昭和15)年福島生まれ。指揮者、作曲家。東京芸術大学で作曲を石桁真礼生に師事し、卒業後あらためて指揮科に再入学して渡辺暁雄、山田一雄に師事。74年ブダペスト指揮者コンクールで1位。ヨーロッパ各地で客演指揮を経て、ハンガリー国立響(現ハンガリー国立フィル)音楽総監督に就任、桂冠指揮者に。令和2年度 第77回 恩賜賞・日本芸術院賞を受賞。小林研一郎の指揮者としての活動を中心とした音楽芸術全般において、日本における音楽文化の発展及び国際的発信における功績は顕著であること、加えて教育面での貢献も大きく、音楽人として素晴らしいモデルになっていることが受賞につながった。(CDジャーナル/タワーレコード)
小林研一郎(指揮)のオススメ
国内盤SACDハイブリッド
チェロ奏者 ヤーノシュ・シュタルケル
1924年ハンガリーのブダペスト生まれ。11歳で初リサイタルを開く。フランツ・リスト音楽院卒業と同時に、ブダペスト国立歌劇場管とブダペスト・フィルの首席奏者に就任するも、翌46年に祖国を去り、48年に米国へ移住。オーケストラに在籍していたが、シカゴ響を辞任した58年からソリストとして活動。どんな難曲も楽々と弾く優れたテクニックを持つ。インディアナ大学教授でもあり、多くの逸材(堤剛ら)を育てた。(CDジャーナル)
ヤーノシュ・シュタルケル(チェロ)のオススメ
国内盤SACDハイブリッド
作曲家 ベラ・バルトーク
1881年3月25日生まれ、ハンガリー・ナジセントミクローシュ(現・ルーマニア・ティミシュ県スンニコラウマレ)出身の作曲家/民族音楽研究家。本名はバルトーク・ベーラ・ヴィクトル・ヤーノシュ。99年にブダペシュト王立音楽院(後のリスト音楽院)に入学。その後、ピアニストや作曲家活動とともに、1906年より民俗音楽の収集・分析に注力。翌年にブダペスト音楽院教授に就任。以降、ピアニストや民俗音楽の研究家としての名声を高め、40年に米へ移住。演奏会活動以外はコロンビア大学客員研究員などで民俗音楽の研究に没頭。だが、白血病に侵され、45年9月26日にニューヨークのブルックリン病院で死去。64歳没。(CDジャーナル)
ベラ・バルトーク(作曲)のオススメ
일본판 CD
カテゴリ : ニュース
掲載: 2025年05月22日 00:00