「ちはやふる」人気はまだまだ続く!原作の「その後」を描いたドラマ・新連載が迫る

競技かるたを題材にした大人気少女漫画「ちはやふる」。同作がきっかけで競技かるたを始めた人も多く、近年の競技かるた人口は100万人を超えるとも言われている。2025年7月からは連続テレビドラマ『ちはやふる -めぐり-』の放送も決定しており、いまなお人気が冷めない本作品の魅力をおさらいしていきたい。
●原作「ちはやふる」は累計発行部数2,900万部越え
末次由紀原作の漫画「ちはやふる」は、競技かるたに青春をかける高校生たちを描いた、累計発行部数2,900万部越えの大ヒット作品。原作は2022年に完結し、単行本は全50巻が発売中だ。一般的に漫画は1巻あたり30万部売れればヒット作と言われることが多く、2,900万部という数字からも人気の高さが窺えるだろう。
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2016年には、『ちはやふる -上の句-』『ちはやふる -下の句-』が2部作として実写映画化され、その後2018年に完結編として『ちはやふる -結び-』が公開。主演の広瀬すずを筆頭に、野村周平、新田真剣佑、上白石萌音、松岡茉優らいまや主演クラスの若手俳優がずらりと顔を並べ、それぞれ大ヒットを記録した。
2025年7月より放送開始のテレビドラマは、映画から10年後の世界を描くオリジナルストーリー。キャストは一新されるが、映画3作の監督・脚本を手がけた小泉徳宏がショーランナーとして参加する。ちなみに「ショーランナー」とは、作品制作を統括するポジションのこと。制作においてトップクラスの権限を持つため、作品に与える影響も大きいはずだ。
原作がある作品の「オリジナルストーリー」には賛否が上がることも多いが、原作者の末次も脚本のプロット段階からドラマに関与している。そのため、ファンからも「これなら安心して見られそう」と安堵の声が。末次はドラマ公式サイトに寄せたコメントで「映像で立ち上がった時どれほど輝くのかと、ずっとワクワクしています」と期待を膨らませている。
また、末次は2023年12月から「ちはやふる plus きみがため」を連載中。こちらは、原作の主人公・千早らが所属していた瑞沢高校かるた部の新1年生・長良凛月が主人公となっている。凛月は競技かるたで全国制覇を目指すものの、千早たちが卒業したあとの瑞沢かるた部にはA級選手が1人しかおらず、もどかしい日々を送っていた。それでもひたむきに頑張る彼の真摯な姿勢が、周囲だけでなく、やがて凛月自身の心をも動かしていく……というストーリーだ。
ドラマも最新漫画も、原作の「未来」を描いたストーリー。まだまだ続いていく「ちはやふる」の世界を、ぜひ体感してほしい。
タグ : レビュー・コラム
掲載: 2025年04月28日 12:00

