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Juan Ignacio Sueyro(フアン・イグナシオ・スエイロ)|『Oraculo』シンガー・ソングライターとして初のソロ・アルバム

Juan Ignacio Sueyro

モダン・フォルクローレ×現代ミナス!!
ラ・プラタを代表するバンドのナディスを率いるピアニスト=フアン・イグナシオ・スエイロが、シンガー・ソングライターとして初のソロ・アルバムをリリース!

国内盤CD


近年の南米音楽で日本において特に注目を集めるのが、アントニオ・ロウレイロやハファエル・マルチニらを中心とするブラジルの"現代ミナス、そしてカルロス・アギーレやアカ・セカ・トリオらを中心とするアルゼンチンの"モダン・フォルクローレだ。フアン・フェルミン・フェラリス率いるクリバスを筆頭に、そのどちらからも強く影響を受けた新世代がアルゼンチンのラ・プラタから多数出現したが、中でもハファエル・マルチニを彷彿とさせる管弦楽器を含む器楽的なアンサンブルで独自の音楽性を追求していたのがナディスだ。そのナディスを率いるピアニストのフアン・イグナシオ・スエイロが、シンガー・ソングライターとして初のソロ・アルバムをリリースする。

モノ・フォンタナ、ギジェルモ・クレイン、フェデリコ・アレセイゴルといったアルゼンチンを代表する音楽家達に師事したフアンだが、アントニオ・ロウレイロやハファエル・マルチニ、ペドロ・マルチンス、フレデリコ・エリオドロらブラジルの現代ミナス勢からも強く影響を受けている。ドラマーからキャリアをスタート。17歳でピアノを始め、ジャズをベースにした器楽的なグループで活動後、シンガー・ソングライターとしてデビュー、というフアンの異色のキャリアは、まさに彼が敬愛するアントニオ・ロウレイロとも合致するものだ。

今作ではロウレイロのようにピアノ、ドラム、ベース、ギターなど基本的にほぼ全ての楽器をフアン自身が演奏しているが、アカ・セカ・トリオのマリアノ・"ティキ"・カンテーロ、カルロス・アギーレ周辺の名手達であるフアン・パブロ・ディ・レオーネ、フェルナンド・シルバ、そしてエルネスト・スナヘールやラミロ・フローレスといったアルゼンチンのジャズを代表する演奏家もゲスト参加するほか、デルフィーナ・マンカルドのデビュー作でプロデュース、アレンジを手がけたダニエル・シュノックがストリングス・アレンジで参加している。また、フアンが作品をプロデュース、アレンジしたルシア・ボッフォ、ホアキン・メリーノもゲスト・ヴォーカリストとして参加。ナディス以降の彼の活動を総括しつつも、21世紀以降のアルゼンチン音楽をも俯瞰するような、ソロ・デビュー作にして総決算とも言える傑作が完成した。

■収録曲
1.Luminarias
2.Andaluz
3.Quintais
4.Lo puesto y nada mas
5.Distancia
6.Impresion increible
7.Zamba amanecida
8.Algo
9.El rio de ellas
10.Cuestion de perspectivas
11.silbando,ando
12.En el fin,espero
13.Azul

ワールド名盤復刻/リイシュー

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