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スペインの俊英チェンバロ奏者ディエゴ・アレスによる“J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲”(2枚組)

アレス

圧倒的な量感ある音色と豊かな色彩

スペインが生んだチェンバロの名手、ディエゴ・アレスによるバッハ。アレスは、毎朝「ゴルトベルク変奏曲」を演奏して一日をスタートさせるそうです。祈りであり、瞑想であり、同時にエクササイズにもなり、これを演奏すれば必ず幸せになれる万能薬のような存在だったといます。
この「アリア」の世界にすんなり入るための序奏が必要だと感じるようになり、アレスがこのゴルトベルク変奏曲への序奏として選んだのが、「アダージョ」ト長調 BWV968でした。これは無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ長調の第1楽章をチェンバロのために編曲したものですが、付点リズムの動機が繰り返されて重なっていく中で織りなされる深遠なる音世界は、聴き手に深呼吸をさせるような不思議な効果を生みます。つづくゴルトベルク変奏曲では、聴き手は最初から作品の世界に集中することができます。「音楽は喜びとともにあり、悲しみを癒す薬でもある」という古からの格言を体現しているかのような演奏です。ゴルトベルク変奏曲の演奏時間は86分ほど、たっぷりとした量感ある音色と豊かな色彩が魅力の演奏となっています。

ディエゴ・アレスは1983年、スペインのビーゴ生まれ。1997年ビーゴ国際ピアノ・コンクール、および98年パリ・ニコライ・ルービンシュタイン国際ピアノ・コンクールで優勝。同年チェンバロを本格的に始め、リチャード・エガーらに師事。50年に一人の天才とも称され、超絶的な技巧、華麗な音色でコンサート会場を熱狂させています。また、研究熱心な奏者でもあります。スペインを中心に演奏活動を展開、来日もしています。パン・クラシックスなどからもCDをリリース、2015年にはアントニオ・ソレール神父のニューヨークの図書館に眠っていた楽譜に基づく作品集(HMC902232)を発表、スペイン黄金時代の響きで世界を魅了しました。
(キングインターナショナル)

『J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲』
【曲目】
J.S.バッハ:
[CD1]
アダージョ ト長調 BWV968
ゴルトベルク変奏曲 BWV988〔アリア~変奏15まで〕
[CD2]
ゴルトベルク変奏曲 BWV988〔変奏16~終曲まで〕
【演奏】
ディエゴ・アレス(チェンバロ)
[ジョエル・カッツマン、2002年製(1769 年パスカル・タスキン・モデル)]
【録音】
2017年3月10-13日、オーストリア、リスト・センター

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2018年05月28日 00:00