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エンリコ・ピエラヌンツィ(Enrico Pieranunzi)、没後100年のドビュッシーへのトリビュート『Monsieur Claude - A Travel with Claude Debussy』

掲載: 2018年03月28日 10:49

Enrico Pieranunzi

自らのジャズ表現がクラシック音楽からの影響を受けていることを語る昨今のエンリコ・ピエラヌンツィ。ドビュッシーの楽曲を自らの世界観で描きかえた演奏&ドビュッシーに捧げたオリジナルコンポジション計11曲を収録した本作も、エンリコ・ピエラヌンツィらしいクラシック・アレンジの一作になりました。

その構成は、元の楽曲のメロディを取り入れるのに留まらず、楽曲の“本質”、“エッセンス”を抽出し、オリジナルな世界に書きあげていくもの。ブルージーささえも感じさせるアレンジのオープニングは紛れもないジャズの世界。また4曲では、昨今エンリコ・ピエラヌンツィの楽曲をヴォイスで表現したシモーナ・セヴェリーニの歌をフィーチャーしていますが、イタリア人らしい温もりと洒落たポップ感覚も加えつつ、シモーナの透明感もたたえた自由なヴォーカリーズは、ノーマ・ウィンストンにも通じる音楽世界であり、ドビュッシーの世界と美しく共鳴しています。

一方、ピエラヌンツィのトリオを愛聴するファンにとってうれしいのは、なんと言ってもM2.7.10。特にM2 は秀逸。ドビュッシーのパスピエの主題を取り入れながら、ピエラヌンツィの世界に完全に描き変えられた演奏を聴くとピエラヌンツィがいかにクラシック的な要素をもったジャズ・ピアニストであるかということを感じると共に、和声のリハーモナイズ、即興で描く美的なソロ世界に唯一無二のセンスを感じさせられます。一方、ブルース・フォー・クロードと題したM7は、チェカレリ、アンベールとのミディアム・テンポとアップ・テンポを交錯させての即興劇が聴ける演奏。一方M10 では、ピエラヌンツィならではのロマンティシズムがあふれるバラード演奏。ドビュッシーの世界をリスペクトした完全なオリジナルをここに聴くことが出来ます。

最も好きな作曲家の一人というドビュッシーの楽曲をめぐって、ピエラヌンツィがその音楽世界を旅する一作。『Menage a Trois』を経ての注目作です。

メンバー:Enrico Pieranunzi(p), Diego Imbert(b), André Ceccarelli(ds)
Featuring: David El Malek(sax-M1,3,6,9), Simona Severini(vo-M4,5,8,11)

 

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