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ソフィー・パチーニの新録音は盟友だったシューマンとメンデルスゾーンにまつわるピアノ・アルバム!


[WarnerClassics 公式チャンネルより]

ソフィー・パチーニ、ワーナー・クラシックス録音第2弾!

1991年ミュンヘンに生まれ、10歳の時にザルツブルクのモーツァルテウムに設立されたばかりの「才能ある学生」を2年間受け入れるシステムでカールハインツ・ケンマーリングに師事。2007年からはパヴェル・ギリロフのマスタークラスで勉強を続け、2011年にディプロマを取得したゾフィー・パチーニ。2010年、ルガーノで開催された「マルタ・アルゲリッチ・プロジェクト」でアルゲリッチにその才能を見出され、その翌年には音楽祭でリサイタルを開催するなど、数ある若手ピアニストの中でも一目置かれた存在になっています。

2016年にワーナー・クラシックへのデビュー盤としてリリースされたベートーヴェンとリストの作品集は、力強さと繊細さを兼ね備えた表現が高く評価されましたが、今作「In Between」ではストーリー性のある作品構成を展開することで、各々の曲に光を当てています。

1810年前後のヨーロッパには驚くほど多くの「ロマン派を代表する」名作曲家が生まれています。メンデルスゾーン、シューマン、ショパン、リスト、彼らは実際に交流を持ちお互いに影響を与え合いました。このアルバムではシューマンとその妻クララ、メンデルスゾーンとその姉ファニー。この4人の作品が関連付けて並べられています。
メンデルスゾーンとシューマンはライプツィヒで交流を持ちましたが、その作風は内省的なシューマン、開放的なメンデルスゾーンと正反対。パチーニはその対比を際立たせる効果的な選曲を行っています。
またメンデルスゾーンの「無言歌」のアイデアを思いついたのは姉ファニーだといい、それは彼女の「ピアノのための歌Op.2-1」での革新的な書法は弟フェリックスにも比肩する才能を見れば理解できるでしょう。世界的なピアニストであったクララ・シューマンも夫ロベルトに大きな影響を与えたことは間違いありません。
このアルバムではロベルトがクララに贈った歌曲「献呈Op.25-1」をリストがピアノ独奏用に編曲したものが含まれていますが、これは通常耳にする華麗なヴァージョンではなく、原曲にとても近い「小さな愛の歌」(スケッチのみが残存)であり、よりシューマンの意思に沿う曲であることも興味深いものです。
(ワーナーミュージック)

『イン・ビトゥイーン ~ シューマン&メンデルスゾーン』
【曲目】
1) フランツ・リスト:シューマンの「献呈」S.566a
2) クララ・シューマン:スケルツォ 第2番ハ短調Op.14
3) ロベルト・シューマン:幻想小曲集 Op.12
4) ロベルト・シューマン:トッカータ ハ長調 Op.7
5) フェリックス・メンデルスゾーン:厳格な変奏曲 ニ短調 Op.54
6) フェリックス・メンデルスゾーン:無言歌 Op.19-1, Op.30-3, Op.62-6, Op.67-1, Op.67-4
7) ファニー・メンデルスゾーン::ピアノのための歌 Op.2-1
8) フェリックス・メンデルスゾーン:ロンド・カプリチオーソ ホ長調 Op.14
【演奏】
ソフィー・パチーニ(ピアノ)
【録音】
2017年8月、ドイツ、ノイマルクト、Historischer Reitstadel

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2018年03月27日 00:00