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中村恭士(ヤスシ・ナカムラ/Nakamura Yasushi)、ニュー・アルバム『HOMETOWN』

タグ : J-JAZZ 

掲載: 2017年10月20日 12:25

Nakamura Yasushi

力強くも軽快なグルーヴ感と、包み込むようなやさしい歌心。中村恭士の奏でる音は現在のNYジャズジーンにおいて必要不可欠と言えよう。この一年で彼を取り巻く環境は大きく変化した。前作『ALIFETIME TREASURE』を世に出し、規格外の日本人ベーシストとして世間に知られるようになった。レジェンドと呼ばれる巨匠のサポートから、某報道番組のテーマ曲を演奏するJ-Squadのメンバーまでこなす彼のプレイスタイルは幅広く、ファースト・コール・ベーシストとして名高いのも納得である。今作品のどこかリラックスした安定感があり、何度も繰り返し聞きたくなる仕上がりになったのは、前作に引き続き息のあったパートナー、ローレンス・フィールズとクラレンス・ペンを起用したことによるだろう。

Tr.01は中村の作曲であり、J-Squadのアルバムにも収録されているフェイヴァリットである。張り詰めるンションと疾走感が心地良い。タイトルに因んで肉で例えるならば、プライムアンガスビーフを塩コショウでシンプルに調理した肉厚でワイルドなステーキのようだ。Tr.04は、とある人物の内面を表現する哀愁や孤独がじんわり伝わる。Tr.05は中村が敬愛するベーシスト、レイ・ブラウンに捧げた曲である。Tr.07のアレンジには驚愕のあまり思わず「こう来るか!」と漏らしてしまう。Tr.10の〈PP〉その意味は?ズバリ〈パリピ〉(パーティ・ピープル)である。ゲストに今話題のキーボードニストにして中村の学生時代からの盟友、BIGYUKIをフューチャーし、絶妙にモーグシンセの音色が絡みつくナンバーである。

年中、彼はベースを片手に世界を飛び回る超多忙な日々を過ごしている。その旅先に居る人々は彼を暖かく迎え入れる。人種・宗教・性別の向こう側、様々な価値観の仲間との繋がりが彼にとっての居場所=すなわち「HOMETOWN」なのである。グローバルに飛躍する中村恭士の今後に目が離せない。未来の音楽シーンは彼らに託されている。

Text by Chikara

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