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アイアン・メイデン(Iron Maiden)のフロントマン、ブルース・ディッキンソン(Bruce Dickinson)のソロ・キャリアを総括したアナログ・ボックス・セット

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英国が誇るアルティメイト・メタル・アクト、IRON MAIDENのリード・ヴォーカル、そしてフロントマンであるブルース・ディッキンソン。マルチな才能を縦横無尽に発揮している彼の、ソロ・アーティストとしてのキャリアを1つにまとめたアナログLPボックスが登場!そしてボックスの発売に合わせ、彼のソロ作品が続々アナログLPレコードで復活!

アイアン・メイデン、6大陸39ヶ国を廻るワールド・ツアーの模様を収めた最新ライヴ作品>>>

本ボックス最大の注目ポイントは、全作品、アンディ・ピアースによる2017年最新リマスターであること。しかも180グラム重量盤、ゲートフォールド・ジャケット仕様。さらに『SKUNKWORKS』と『ACCIDENT OF BIRTH』は元々1枚組として発売されていたものを、音質を考えて敢えて2枚組としてリリース。アートワーク的にも、音質的にもアーティストの拘りが伝わってくる作品だ。

 

《収録作品》
『TATTOOED MILLIONAIRE』 (1990年作品)
●1枚組/180グラム重量盤/ゲートフォールド仕様
ブルース・ディッキンソン、初のソロ・アルバム。アイアン・メイデンに比べ、よりそぎ落とされた、直球ど真ん中のハード・ロック・サウンド。ポップ・ロック色も感じされる本アルバムには、これを切っ掛けにアイアン・メイデンに加入することになるヤニック・ガーズも参加。タイトル・トラックは全英シングル・チャートの18位まで上昇したほか、デヴィッド・ボウイが作ったことでも知られるモット・ザ・フープルの「All The Young Dudes」も全英23位を獲得した。プロデュースはクリス・タンガリーディス。

『BALLS TO PICASSO』 (1994年作品)
●1枚組/180グラム重量盤/ゲートフォールド仕様
1993年にアイアン・メイデンを一時脱退したブルース・ディッキンソン、脱退後初のアルバム。今作より本格的にソロ・アーティストとして活動する。プロデューサーとしてロイZを迎え、バックには彼のバンド、トライブ・オブ・ジプシーズが参加している。ちなみに、彼らのデモ・テープをブルースが聴き、気に入ったことが起用の切っ掛けとなったと言われる。ロイ・Zと息子、オースティン・ディッキンソンと共作した「Laughing In The Hiding Bush」の他、「Cyclops」や圧巻のパワー・バラード「Tears Of The Dragon」など長編ナンバーも収録されている。

『SKUNKWORKS』 (1996年作品)
●2枚組/180グラム重量盤/ゲートフォールド仕様
ソロ・アーティストとしてのキャリアを確立したブルースは次に、若手ミュージシャン3人を迎え、”SKUNKWORKS”という名のバンド形態での活動を開始。グランジ、オルタナティヴ・ロックの流れをくむサウンドを取り入れ、一気に音楽性の幅を広げたのが本作『SKUNKWORKS』。プロデューサーは、グランジ・シーンの伝説的プロデューサー/エンジニア、ジャック・エンディノ。バンド名、及びアルバムタイトルは、ロッキード・マーティン先進開発計画の通称に由来しているが、内容もSF的なものが多い。ちなみにアートワークはストーム・ソーガソンが手掛けている。

『ACCIDENT OF BIRTH』 (1997年作品)
●2枚組/180グラム重量盤/ゲートフォールド仕様
再びプロデューサーにロイ・Zを迎えて制作作された3作目のソロ・アルバム。前作『SKUNKWORKS』とは打って変わって「脳天直撃のヘヴィ・メタル・アルバム」である本作には、アイアン・メイデン時代の盟友、エイドリアン・スミスも参加。この他、トライブ・オブ・ジプシーズのメンバーも参加心ている本作は、彼のソロ・アルバムの中で最もアイアン・メイデン色を感じられる作品と言えるだろう。アートワークも、アイアン・メイデンのマスコット、”エディ”の生みの親であるデレク・リッグスによるもの。

『THE CHEMICAL WEDDING』 (1998年作品) 
●2枚組/180グラム重量盤/ゲートフォールド仕様/初アナログ・レコード化
英国の詩人/画家、ウィリアム・ブレイクの『The Ghost of A Flea』をフィーチャーしたアートワークが印象的な本作は、そのブレイクと彼の作品や19世紀の錬金術師にインスピレーションを受けた楽曲やエモーショナルな個人的観察を取り上げた作品。プロデューサーのロイ・Z、そしてエイドリアン・スミスを始め、前作と同じラインアップで制作されたこのアルバムは、そのヘヴィで重厚感溢れるサウンドと詞世界で聴くものを圧倒した。

『A TYRANNY OF SOULS』 (2005年作品)
●1枚組/180グラム重量盤/ゲートフォールド仕様/初アナログ・レコード化
1999年、エイドリアン・スミスと共に、アイアン・メイデンへ電撃的とも呼べるカムバックを果たしたブルース。その彼にとってメイデン復帰後初となる、前作から7年の時を経てリリースされたソロ・アルバム。シェイクスピアのマクベスをテーマにしたハード・ロック・ナンバーであるタイトル・トラックを始め、ライト兄弟1903年の世界初の有人飛行へのトリビュート・ナンバー「Kill Devil Hill」など、その詩世界もヘヴィなサウンドにも一層の広がりを見せた作品。プロデュースはロイ・Z。