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高橋アキのシューベルト・シリーズ第6弾は最晩年のピアノ作品集

高橋アキ

シューベルト・シリーズ第6弾!最期の年の2作品を中心に聴く「歌」、シューベルトの真髄

「(高橋アキは)抜群の『間』のとり方で、そこにシューベルトの音楽の真髄である『沈黙』の親密な対話がひそんでいるのを聴きとっていた。今回もその基本に立って、シューベルトのもうひとつの重要なファクターである『歌』に深く迫る」
喜多尾道冬(ブックレットより)

2007年よりスタートした高橋アキのシューベルト・シリーズ第6弾。当盤では、シューベルト最期の年の2作品を中心に、舞曲、変奏曲、歌曲編曲を収録。各作品に通底するシューベルトの本質をとらえ、その「歌」の根幹にふれます。
(カメラータ・トウキョウ)

<高橋アキ(ピアノ)>
鎌倉生まれ。母・高橋英子にピアノを習う。東京藝術大学附属高校、大学を経て同大学院修了。大学院でゲオルク・ヴァシャヘーリに師事。1970年に初リサイタル、1972年にはじめてヨーロッパに渡り、ベルリン芸術週間、パリ秋の芸術祭などでリサイタルを開き好評を博す。1973年には昭和48年度芸術祭優秀賞を、内外の現代作品20曲を収録した『高橋アキの世界』により受賞。1975年より『エリック・サティ連続演奏会』を企画構成の秋山邦晴とともに開催、「サティ再発見」の大きな契機となった。『エリック・サティ ピアノ全集』全13巻を校訂、また『エリック・サティ ピアノ音楽全集』をリリース。1980年にモートン・フェルドマンの招きにより初渡米。1984年にはカリフォルニア芸術大学客員教授を務めた。1983年、第1回中島健蔵賞、1986年に第1回京都音楽賞・実践部門賞を受賞。2002年から東京の浜離宮朝日ホールで開始された〈ピアノ・ドラマティック〉シリーズの成果により、2003年に第21回中島健蔵賞を受賞。CDも数多くリリースがあり、現代音楽を代表する世界の作曲家たちにビートルズ・ナンバーを主題とする作品を委嘱した『ハイパー・ビートルズ』シリーズを自ら企画制作・演奏、CD4枚を完成。うち1枚は英米でも発売され、ニューヨーク・タイムズ紙で1990年ベストCDに選ばれた。2006年にはベルリンの音楽祭"メルツムジーク"にピアニスト・イン・レジデンスとして招かれた。また同年、ニューヨークでのフェルドマン作品によるリサイタルがニューヨーク・タイムズ紙で2006年度のベスト・コンサートのひとつに選ばれた。CD『シューベルト:ピアノ・ソナタ集』、「モートン・フェルドマン:トリオ」の演奏で、平成19年度芸術選奨文部科学大臣賞受賞。またCD『危険な夜─高橋アキプレイズ ジョン・ケージ』が平成20年度文化庁芸術祭優秀賞受賞。平成23年秋の紫綬褒章を受賞。2014年、第23回朝日現代音楽賞を受賞。著書に『パルランド 私のピアノ人生』(春秋社)がある。

【曲目】
シューベルト:
1) 3つのピアノ曲 D.946
2) 12のドイツ舞曲(レントラー)作品171 D.790
(1.ニ長調/2.イ長調/3.ニ長調/4.ニ長調/5.ロ短調/6.嬰ト短調/7.変イ長調/8.変イ短調/9.ロ長調/10.ロ長調/11.変イ長調/12.ホ長調)
3) ディアベリのワルツによる変奏曲 ハ短調 D.718
4) 4手のための幻想曲 ヘ短調 作品103 D.940
5) 歌曲集「美しき水車小屋の娘」(ピアノ独奏版:アウグスト・ホルン編曲)より(「どこへ?/粉職人と小川/小川の子守歌」)
【演奏】
高橋アキ(ピアノ)
コスタンティーノ・カテーナ(ピアノ)[4]
【録音】
2017年6月、イタリア

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2017年09月12日 00:00