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パデレフスキに師事したポーランドの女性奏者『伝説のマリラ・ジョナス~コンプリート・レコーディングス』(4枚組)

カテゴリ : ニューリリース  | タグ : ボックスセット(クラシック) 

掲載: 2017年06月23日 18:00

マリラ・ジョナスBOX

「詩人にして、ピアノを自在に操る名手。現代の名ピアニストの中でも、彼女と肩を並べられる者はほんのわずかだ」(オリン・ダウンズ/ニューヨーク・タイムズ紙)、「ソロ・ピアニストとして第一級の存在」(ヴァージル・トムソン/ニューヨーク・ヘラルド・トリビューン紙)と絶賛されたポーランドの知られざる名女流ピアニスト、マリラ・ジョナス(1911-1959)が1946年から1951年にかけて米コロンビアに残した貴重な全録音を集大成したボックスセットです。ジョナスはナチスの追及を逃れてブラジルに亡命し、その後アメリカで成功を収めますが、48歳という若さで亡くなりました。残された録音もわずかしかなく、オリジナル・マスターからの復刻は今回が世界初です。

マリラ・ジョナスは、1911年5月、ワルシャワに生まれました。天才的才能を持ったピアニストとして、ジョナスは9歳の時ワルシャワでデビューし、パデレフスキの生徒となりました。彼女は1922年に国際ショパン賞を、翌年にはウィーンのベートーヴェン賞を受賞し、1926年からは全ヨーロッパでリサイタルを開くようになりました。しかし1939年、ナチス・ドイツのポーランド侵攻によって、演奏活動の中断を余儀なくされ、彼女は強制収容所に収監。数週間後、彼女は自分の演奏を聴いたことがあるドイツ人高官の手助けを得て脱走、徒歩で数か月かけてベルリンのブラジル大使館まで325マイルを逃亡。これは後に「奇跡」と伝えられています。そこから、ジョナスはリスボン経由でリオデジャネイロへ亡命しました。肉体的・精神的に疲弊したジョナスは演奏活動をやめ、何カ月もサナトリウムで過ごします。夫、両親、兄弟がナチスに殺されたこともその状況に拍車をかけました。しかし同郷のアルトゥール・ルービンシュタインがジョナスにピアノ演奏への復帰を促したと言われ、1946年2月25日、ニューヨーク、カーネギー・ホールでアメリカ・デビューして成功を収め、ピアニストとして復活したのです。その見事な演奏は、特にニューヨーク・タイムズ紙のオリン・ダウンズや、作曲家でニューヨーク・ヘラルド・トリビューン紙のヴァージル・トムソンといった名うての評論家たちを夢中にさせたのでした。
その約5年後、ジョナスはシューマン「謝肉祭」を演奏中に体調を崩し、舞台袖に戻ったところで倒れました。すぐに回復し、ステージに戻ったジョナスは予定された演目を弾き終えましたが、再び演奏活動から離れ、結局1956年12月のカーネギー・ホールでのリサイタルが、最後の演奏となりました。1959年7月3日、ジョナスは極めて稀な血液の病気で48歳の生涯を閉じました。

コロンビアへの録音は1946年から1951年のわずか5年間に行なわれ、これらがジョナスが残した全録音です。生前特に絶賛されたショパン作品からは、27曲のマズルカを中心に、夜想曲、ワルツ、ポロネーズ、練習曲、舟歌などが含まれており、ジョナスの表現力豊かな演奏の特徴がはっきり出ています。比較的大きな曲はシューマンの「子供の情景」のみですが、これは曲ごとの雰囲気の対比をはっきりと付け、文字通りラドゥ・ルプーやホロヴィッツに匹敵する魅力を持った演奏といえるでしょう。SP後期からモノラルLP初期の録音であったため、これまでCBS~ソニー・クラシカルからは復刻盤が出たことがなく、今回の正規マスター(アナログ・マスターおよびディスク原盤)からの24bit/192kHzリマスターによる丁寧な復刻は、全ピアノ・ファン待望のCD化といえるでしょう。

各ディスクは当時のLPのデザインによる紙ジャケットに封入され、詳細な録音データを完備したオールカラーの別冊解説書とともに、クラムシェル・ボックスに収容されています。
(ソニー・ミュージック)

【収録予定曲】
【CD1】
ショパン:
1) マズルカ 変ロ長調Op. posth. no. 2
2) マズルカ 第49番 ヘ短調Op.68-4
3) マズルカ 第43番 ト短調Op.67-2
4) マズルカ 第19番 ロ短調Op.30-2
5) 夜想曲 ホ短調Op.72-1
6) 夜想曲 嬰ハ短調Op. posth
7) ワルツ 第11番 変ト長調Op.70-1
8) ワルツ 第13番 変ニ長調Op.70-3
9) ワルツ 第9番 変ロ長調Op.71-2
10) マズルカ 第48番 ヘ長調Op.68-3
11) マズルカ ト長調Op. posth. no. 3
12) マズルカ 第35番 ハ短調Op.56-3
13) マズルカ 第27番 ホ短調Op.41-2
14) マズルカ 第29番 変イ長調Op.41-4
15) マズルカ 第18番 ハ短調Op.30-1
16) マズルカ 第16番 変イ長調Op.24-3
17) マズルカ 第50番 イ短調「ノートル・タン」Op. posth
18) マズルカ 第21番 嬰ハ短調Op.30-4

[録音]
1946年4月19日(1-4, 9)
 1946年4月30日(5-8)
 1947年9月29日(10-18)
 ニューヨーク

【CD2】
ショパン:
1) マズルカ 第11番 ホ短調Op.17-2
2) マズルカ 第14番 ト短調Op.24-1
3) マズルカ 第13番 イ短調Op.17-4
4) マズルカ 第12番 変イ長調Op.17-4
5) マズルカ 第36番 イ短調Op.59-1
6) マズルカ 第22番 嬰ト短調Op.33-1
7) マズルカ 第45番 イ短調Op.67-4
8) マズルカ 第41番 嬰ハ短調Op.63-3
9) マズルカ 第9番 ハ長調Op.7-5
10) 夜想曲 第2番 変ホ長調Op.9-2
11) 夜想曲 第9番 ロ長調Op.32-1
12) 夜想曲 第6番 ト短調Op.15-3
13) 夜想曲 第1番 変ロ短調Op.9-1
14) 夜想曲 第15番 ヘ短調Op.55-1

[録音]
1949年9月19-20日(1-9)
1950年2月21-22日(10-14)
ニューヨーク,コロンビア30番街スタジオ

【CD3】
ショパン:
1) ポロネーズ 第1番 嬰ハ短調Op.26-1
2) 練習曲 第6番 変ホ短調Op.10-6
3) 練習曲 第2番 ヘ短調Op.25-2
4) ワルツ 第10番 ロ短調Op.69-2
5) 子守歌 変ニ長調Op.57
6) 即興曲 第1番 変イ長調Op.29
7) ワルツ 第7番 嬰ハ短調Op.64-2

[録音]
1951年6月1日(1,2,4,5)
1951年6月15日(3,6,7)
ニューヨーク

【CD4】
1) ヘンデル:『組曲 ト短調 HWV.432』より パッサカリア
2) ドゥシーク(ドゥセック):コンソレーション Op.62
3) J.W.バッハ:カプリッチョ ニ短調
4) モーツァルト:『ピアノ・ソナタ第9番イ長調K.311』より 「トルコ行進曲」
5) シューベルト(リスト編):セレナード S.560
6) ヴァージル・トムソン:『10の練習曲』より「For the Weaker Fingers "Music Box Lullaby"」
7) メンデルスゾーン:無言歌第5巻第1曲ト長調Op.62-1「5月のそよ風」
8) メンデルスゾーン:無言歌第8巻第4曲ト短調Op.102-49) ニコラウス:オルゴール
10) カゼッラ:『子どものための11の小品』より「ボレロ」「ギャロップ」
11) ロッシ:アンダンティーノ ト長調
12) ラモー:『新クラヴサン組曲集』より 「メヌエット ト長調 と ト短調」
13) シューベルト:即興曲 第4番D.899-4
14) シューベルト:『36の独創的舞曲D.365』と『34の感傷的なワルツD.779』より抜粋
15) シューマン:子供の情景 Op.15

[録音]
1946年4月(13,14,15)
1947年9月(1,3,11,12)
1951年5~6月(2,4,5,6,7,8,9,10)
ニューヨーク

【演奏】
マリラ・ジョナス(ピアノ)

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