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とびきりキュートなガールズ・ロック・アクト:カーレッジ・マイ・ラヴ、3年振り新作

Courage My Love

 

メルセデス・アーン・ホーンとフェニックス・アーン・ホーンという双子の姉妹とイケメン・ベーシスト、ブランドン・ロックウッドのトリオ編成で、とびきりポップなガールズ・ロックをはじけさせる、カナダが生んだロック・アクト:カーレッジ・マイ・ラヴ。10代でデビューを飾り、今まで2枚の作品を発表、Alternative Press誌からは「今見ておくべきバンド」の一つに上げられ、カナダ最大の音楽賞、JUNO AWARDSでもBreakthrough Group部門にノミネートされるなど、絶大な支持を得てきた彼女達が、より成長し、ただのガールズ・ロック・バンドという言葉だけでは表せないほどのサウンド・スタイルを手にした最新作『SYNESTHESIA』を完成させた!

『SYNESTHESIA』というこのアルバム・タイトルは、日本語で言う所の「共感覚」を意味する言葉。ある物事に対して通常感じる感覚に加え、もう一つの感覚も生じさせるもの(例えば、音を聴いた時にその音を聴覚だけではなく色彩感覚として同時に感じたりすること)であるのだが、22歳の大人の女性となった二人の双子姉妹を中心とするカーレッジ・マイ・ラヴの成熟した新たなスタイルをまさに反映させたタイトルだと言えるだろう。

はじけるようなキャッチーさとポップさを持ったティーン・ガールズ・ロック・バンドが、度重なるツアーでの経験や自らの音楽と向き合い、その能力に磨きをかけながら成長し、よりダイナミックで深みもあるスタイルへと進化した結果が今作『SYNESTHESIA』だ。優しさや悲しみ、憂いや喜び、様々な感情を歌詞とメロディで紡いでいくその新たなサウンドは、様々な色彩を感じさせてくれるような作品となっている。

フェニックスは今作に関して、こうコメントを残している:
「ガールズ・ロック・バンドというカテゴリーにいつづけることはしたくなかった。そのシーンを飛び出し、自分達がどこまで行けるのかを見てみたかったの。自分達を見せつけてやりたい、というエゴをなくして、より曲そのものに、そして歌詞そのものに重点を置いていったわ。きらきらしたパートを繋いでいくだけじゃなくて、ちゃんとした曲を書こうとしてきた。例えば誰かが何かを経験する時、自分自身が信じられなくなってしまった時、もっと単純に最悪の状態に陥ってしまった時、そんな状況からしっかりと抜け出せるような力を与えられるようなメッセージをこのアルバムで表現したかったの」

 

 

タグ : PUNK/EMO

掲載: 2017年01月17日 15:01