クリフ・マルチネス音楽『ネオン・デーモン』サウンドトラック

『ドライブ』で世界的に注目され、『オンリー・ゴッド』で力についての独特の表現で賛否を醸し、カルト監督的位置で今やスター監督のひとりとなった、ニコラス・ウィンディング・レフン監督が、今回は、エル・ファニングを主役に、<美>についての、またしてもあまりにもユニークにホラー風味で撮り上げた異色作『ネオン・デーモン』。今回も、音楽は名タッグのクリフ・マルチネス。前2作と異なり、音色が示す愛らしさやきらびやかな感覚がまず特徴。あくまでサウンドデザイン的なスタンスは変わらないが、表すイメージが具体的で、印象的なものとなった。ラスト・クレジットで流れるシーアの「ウェイヴィング・グッバイ」も収録。