〈2016年アーティストの一番のお気に入りCDは？〉小原綾斗[Gt,Vo](Tempalay)編

2015年の〈FUJI ROCK FESTIVAL〉に続いて〈SXSW 2016〉への出演が決まった3ピースが、タイトル通りの勝ち気さで放つファースト・フル・アルバム。冒頭曲"All Time Long"の妖しくとろけるリフを聴けば、すぐさま甘くドラッギーな世界へと誘われる。酩酊感やグルーヴの編み方が素晴らしく、まるで風景のなかの目に見えない空気を表現しているかのよう。日本語ならではの言葉の強さが出てくると、もっとすごいはず! bounce (C)田山雄士

Tempalay 「made in Japan」

▼選盤テーマ：2016年、一番聴いたCDは？

King (R&B Trio)『We Are King』

うたい文句がやばすぎなKINGのこのアルバムはめちゃ聞きました。90sのR&Bや80sのディスコ的なサウンドが基盤でメロディーはドリーミー。エフェクト感も最早少し古いのが逆に新しい。新しくないけどめちゃ新しい。Tempalayに通ずる部分もあってすげー聞きました。来日公演感動した〜

King (R&B Trio) "The Greatest "

▼選盤テーマ：2016年、一番気になったアーティストは？

Drugdealer

Morgan DeltやMild High Clubなど今年のLAインディー勢が個人的にめちゃアツな年で、中でもDrugdealerのThe End of Comedyという曲が好きでした。Ariel pinkやWeyes Bloodも参加している、つまりそゆことなやつなんですが、タイトルや歌詞の皮肉さも含め遊び心に溢れたサイケ野郎。要チェケ。

Drugdealer "The End Of Comedy” featuring Weyes Blood "

▼2016年印象に残った出来事は？

知らない間に実家で犬が飼われていました。とても濃い一年でした。来年もTempalayをよろしくお願いします。

▼リリース＆ライヴ情報

〈LIVE INFORMATION〉

1月にはドミコとツアーを回ります。ライブスケジュール詳細はHPをチェケ。

HP : http://tempalay.com/
TWITTER : @tempalay