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N響90周年記念シリーズ日本人指揮者篇2(5タイトル)~若杉弘、尾高忠明、山本直純

N響90年記念CD

大好評のNHK 交響楽団90周年シリーズ、第3弾は日本人指揮者の第2回です。今回は若杉弘、尾高忠明、山本直純の3名。曲目も若杉のブルックナー、モーツァルト版の「メサイア」から、尾高尚忠未完の交響曲を感動的な父作子演するなど魅力満点。ことに当時大人気だった山本直純が自身ナレーションもつとめたブリテンの「青少年のための管弦楽入門」はユーモアたっぷりで抱腹絶倒。つづく「スター・ウォーズ」やルロイ・アンダーソンも楽しさいっぱいで、NHK 交響楽団がボストン・ポップスさらにはビッグバンドのような響きを出す多才ぶりを発揮しています。
(キング・インターナショナル)

 

若杉稀有の名演、ブルックナーの4番が登場

若杉弘I
(1)モーツァルト:交響曲第35番ニ長調「ハフナー」K.385
(2)同:交響曲第38番ニ長調「プラハ」K.504
(3)同:交響曲第41番ハ長調「ジュピター」K.551
(4)ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」

若杉弘(指揮)NHK交響楽団
録音:1995年5月18日(1)(2)(3)、1986年6月27日(4)/NHKホール(ライヴ)

若杉弘(1935-2009)は、東京藝術大学で伊藤栄一、金子登、斎藤秀雄に指揮を師事。1963年からNHK交響楽団の研究員として学ぶかたわら、読売日本交響楽団、二期会、東京室内歌劇場の監督として活躍しました。さらにドイツ各地のオーケストラや歌劇場の音楽監督を務めるなど、ヨーロッパで認められた日本の指揮者を代表する存在です。NHK交響楽団は1995年から死の時まで正指揮者を務めました。
当アルバムには若杉の魅力が最も発揮されたモーツァルトとブルックナーを収録。モーツァルトは気をてらわず、切れの良いリズム、きびきびとした音運びを堪能できます。お宝は伝説となっているブルックナーの4番。何故か録音がないものの、若杉の気質と合い、稀有の感動的世界を作り上げています。

若杉の真骨頂、ヘンデルにモーツァルトの魅力が加わった最強作品

若杉弘II
ヘンデル(モーツァルト編曲):メサイアK.572

豊田喜代美(ソプラノ)永井和子(メゾソプラノ)
近藤伸政(テノール)勝部太(バリトン)
若杉弘(指揮)NHK交響楽団、日本プロ合唱連合
録音:1992年1月27日/サントリーホール(ライヴ)

これも若杉弘ならではのレパートリー。ヘンデルの名作「メサイア」ながら、モーツァルトが近代オーケストラ用に編曲した版を使用。驚くべき生気と推進力で大曲をあっという間に聴かせてしまう凄さ。歌手陣も素晴らしく、ヘンデルにモーツァルトの魅力が加わった最強の作品となっています。

エルガーの魅力を日本に伝えた尾高忠明ならではの名演

尾高忠明I
エルガー:
(1)交響曲第1番変イ長調Op.55
(2)交響曲第2番変ホ長調Op.63
(3)交響曲第3番ハ短調Op.88
(4)威風堂々第1番ニ長調Op.39の1
(5)序奏とアレグロOp.47
(6)演奏会用序曲「フロワサール」Op.19
尾高忠明(指揮)NHK交響楽団

録音:2009年5月15日(2)、2011年5月13日(3)、1975年7月23日(4)、1991年11月日(5)、2013年5月11日(6)/NHKホール(ライヴ)

尾高忠明(1947-)は1971年にNHK交響楽団で指揮者デビュー、以後数多く活躍し、2010年から正指揮者の任にあるNHK交響楽団の顔となってきました。彼はBBCウェールズ交響楽団の首席指揮者を務めるなどイギリスと縁が深く、NHK交響楽団でも積極的にイギリス作品を紹介しました。なかでもエルガーは絶品。ブルックナーやマーラーのような構成力はもとより、NHK交響楽団がイギリスならではの壮麗な響きを発しているのもさすがです。

ブルックナー好きを驚嘆させた尾高忠明の8番がついにCD化

尾高忠明II
(1)ブルックナー:交響曲第8番ハ短調(ハース版)
(2)尾高尚忠:交響曲第1番(2楽章版)
尾高忠明(指揮)NHK交響楽団

録音:2007年6月2日(1)、2011年5月7日(2)/NHKホール(ライヴ)

尾高忠明はブルックナーを振りたくて指揮者になったといわれるほど、この作曲家に強い思い入れを持っているとされます。満を持して2007年6月にN響と披露した第8番は、あまりの深さ、音楽の大きさで聴衆を圧倒する名演だったと語り継がれています。それがついにCD化されました。カップリングは尾高の父でやはりNHK交響楽団の前身・新交響楽団の指揮者を務めた尚忠(1911-1951)の未完の交響曲。近年発見された第2楽章付で、稀な父作子演となっていて、壮絶かつ胸を打つ世界を作り上げています。

楽しさ満点。NHK交響楽団がボストン・ポップスを超えた山本直純

(1)ブリテン:青少年のための管弦楽入門(2CD)
(2)ルロイ・アンダーソン:
トランペット吹きの子守歌/フィドル・ファドル/ラッパ吹きの休日/シンコペーテッド・クロック
(3)レノン&マッカートニー:イエスタデイ/ヘイ・ジュード
(4)ジョン・ウィリアムズ:「スター・ウォーズ」組曲(全3曲)
(5)ガーシュウィン:パリのアメリカ人
(6)バーンスタイン:「ウエストサイド物語」~シンフォニック・ダンス
(7)ガーシュウィン:スワニー

山本直純(指揮)NHK交響楽団
録音:1979年3月25日(1)(2)(3)、1989年7月31日(4)、1990年8月1日(5)、1991年7月31日(6)(7)/NHKホール(ライヴ)

山本直純(1932-2002)は昭和時代に放送等で絶大な人気を誇りました。陽気で豪快なキャラクターで、彼のおかげでクラシック音楽に興味を持った人々も数知れません。そうした啓蒙的活動はもちろんながら、指揮者、作曲家としても天才で、NHK交響楽団をボストン・ポップスさながらに変身させています。ブリテンの「青少年のための管弦楽入門」は自身がナレーターも務め、ユーモアたっぷりに楽器について教えてくれます。またジョン・ウィリアムズの「スター・ウォーズ」、バーンスタインの「ウエストサイド物語」などクラシック様式で書かれた映画音楽やルロイ・アンダーソンの楽しいナンバーもポップな感覚満点。高水準でクラシックの敷居を下げた最高の演奏をお楽しみいただけます。

*古い音源を使用している場合は、テープ劣化によるお聴き苦しい点がございます。予めご了承下さい。
(キング・インターナショナル)

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すべてステレオ・ライヴ!N響90周年記念シリーズ日本人指揮者篇1~近衞秀麿、山田一雄、岩城宏之

N響90周年

今年NHK交響楽団は創立90周年を迎えます。それを記念してライヴ・シリーズを開始。今回発売の4点は日本人指揮者に焦点を当てています。N響の生みの親・近衛秀麿の1967年、創立から40年目の感動的ラスト公演、山田一雄の1976年の黛&シベリウス、1985年のマーラー第5&1990年の“ジュピター”、岩城宏之が1968、1974、1983年に振ったチャイコフスキー三大交響曲が一挙に発売されました!
(タワーレコード)

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中村紘子16歳のショパンとベートーヴェンの協奏曲が聴ける!N響90周年記念シリーズ第1弾~『NHK交響楽団 世界一周演奏旅行1960』ライヴBOX8枚組

1960年、NHK交響楽団は戦後初の世界一周ツアーを行いました。敗戦から15年、高度成長期を迎える前の日本の、文化復興を諸外国に披露するため国を挙げての一大事業となりました。同年8月29日から11月4日まで、インドに始まりアメリカまで大成功の連続だった伝説を、55年を経て音で確認することが実現しました。
出演も岩城宏之、外山雄三の指揮、園田高弘、松浦豊明、中村紘子のピアノ、堤剛のチェロと超豪華。いずれも若く、岩城宏之(28)、外山雄三(29)、園田高弘(32)、松浦豊明(31)で、堤剛は18歳、中村紘子に至っては16歳。彼らが日本の威信にかけて臨むエネルギーと緊張が伝わってきます。
このツアーのために、当時注目の若手邦人作曲家たちに新作を委嘱しましたが、それらが収録されているのも貴重。外山雄三の人気曲「ラプソディー」もそのひとつで、ヨーロッパ各都市でアンコールとして奏されるたびに、聴衆が熱狂したと語り草になっています。今回、ワルシャワ、ローマ、ロンドンでの記録を収録、当時の聴衆と興奮を共有できます。
演奏史譚・山崎浩太郎氏入魂16,000字の解説は読み物としても面白く、臨場感伝わる力作。永久保存の宝物となること間違いなしのBOXです。
(キングインターナショナル)

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N響がクレツキとパリで共演していた!超貴重ウニンスキーのショパン!

大注目のNHK交響楽団1960年の世界一周ツアー、番外編の録音が残っていました。10月24日にパリのサル・プレイエルで行われた公演で、大指揮者パウル・クレツキと、大歌手フィッシャー=ディースカウが何とN響と共演しています。その後の共演はなく、パリゆえ実現した夢の公演といえます。
当時35歳のフィッシャー=ディースカウが絶品。ヴォルフ自身がオーケストラ伴奏に編曲した3曲の「竪琴弾きの歌」の繊細さ、マーラーへの共感いずれも見事で、クレツキの指揮のもとN響がヨーロッパの響きを紡ぎ出しています。
もうひとつの注目は、1932年の第2回ショパン国際コンクール優勝者アレクサンダー・ウニンスキーを独奏に迎え、ショパンのピアノ協奏曲第1番を演奏していること。ウニンスキーは歴代の優勝者のなかで、ショパンのピアノ協奏曲録音が入手できない人なので貴重。それもポーランド出身のクレツキが伴奏しているのも価値を高めています。ウニンスキーのショパン演奏を語るうえでも必須の録音で、即興性満点(ことにフィナーレのコーダ)に驚かされます。

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2016年12月02日 16:00