大好評！『ミヒャエル･ギーレン･エディション第3集』は16年間のブラームス集成（CD5枚組）

ミヒャエル・ギーレン・エディション第3集はブラームスの交響曲全集と管弦楽作品、協奏曲集。この中には、2曲の初出となる1991年録音の「ピアノ協奏曲第1番」(ピアノはゲルハル卜・オピッツ)と、2005年録音の「運命の歌」を含んでいます。既に高い評価を受けている4曲の交響曲は、1989年から2005年までと録音年代は広範囲に渡っていますが、その解釈は常に変わることなく、理想的な重厚さと渋さを備えた、すみずみまで見通しの良い演奏です。シェーンベルクが管弦楽用に編曲したピアノ四重奏曲は、アンサンブルの精緻さを壊すことなく管弦楽へと置き換えたもので、ギーレンならではの妥協のない鋭い響きが楽しめます。2曲の協奏曲もソリス卜の選定から文句ないもので、ドイツ音楽の権威オピッツの演奏する、まるでピアノもオーケス卜ラの一部になったかのようなピアノ協奏曲、オーケストラと対話をしながらも、緊密な楽器同士のやりとりが見事なキャプランとゲリンガスの二重協奏曲。そしてこちらも初出となる「運命の歌」での厳粛ながらも、バランスの取れた清冽なアンサンプル。ギーレンとバーデン・バーデン南西ドイツ放送交響楽団の強い信頼関係から生まれた極上のブラームスです。
（ナクソス・ジャパン）

【収録曲目/演奏/録音】
ブラームス
【CD1】
1.悲劇的序曲 ニ短調 Op.81
2.交響曲第1番 ハ短調 Op.68
 [録音]
1995年12月14日（1）
1995年5月17日（2）
バーデン・バーデン、ハンス・ロストバウト・スタジオ

【CD2】
1.交響曲第2番 ニ長調 Op.73
2.ハイドンの主題による変奏曲 Op.56a
 [録音]
2005年5月25-31日、フライブルク・コンツェル卜ハウス（1）
1996年1月16日、バーデン・バーデン、ハンス・ロスバウ卜・スタジオ（2）

【CD3】
1.交響曲第3番 ヘ長調 Op.90
2.交響曲第4番 ホ短調 Op.98
 [録音]
1993年5月3-4日（1)
1989年4月28日-5月3日（2）
バーデン・バーデン ハンス・ロスバウ卜・スタジオ

【CD4】
1.ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 Op.15【初出音源】
2.運命の歌 Op.54【初出音源】
 ゲルハル卜・オピッツ(ピアノ)
 ケルン放送合唱団
 [録音]
1991年5月2日、バーデン・バーデンハンス・ロスバウト・スタジオ（1）
2005年12月7-8日、フライブルク・コンツェル卜ハウス（2）

【CD5】
1.ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 イ短調 Op.102
2.ピアノ四重奏曲第1番 卜短調 Op.25 (A.シェーンベルクによる管弦楽編)
 マーク・キャプラン(ヴァイオリン)
 ダヴィド・ゲリンガス(チェロ)
 [録音]
1989年5月3日（1）
1991年4月3日（2）
バーデン・バーデン、ハンス・ロスバウト・スタジオ

ミヒャエル・ギーレン（指揮）
バーデン・バーデン南西ドイツ放送交響楽団