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HWV.171の異版を世界初録音!トン・コープマン『ヘンデル:カンタータ集』

コープマン2

トン・コープマン&アムステルダム・バロック管弦楽団の最新録音の登場。コープマンの膨大なレパートリーでは初録音となる、ヘンデルのイタリア語のカンタータ集です。最近発見された、ヘンデルのカンタータ「お前は誠実か、お前は貞節か」HWV.171の異版、HWV.171aの世界初録音を含む注目盤です。
2015年、ヘンデルのカンタータ「お前は誠実か、お前は貞節か」HWV.171の異版(171a)が発見されました。なんとコープマンが所有していた様々な自筆譜資料の中から見つかったということです。このカンタータは報われぬ恋を嘆く作品で、ヘンデルは、ソプラノのために作曲しました。知られているHWV.171の版ではアンサンブルを担う楽器は二つのヴァイオリンと通奏低音のみですが、この新発見のHWV.171aの稿では、オーボエも存在しています。逆に、HWV.171の冒頭に存在している導入的なソナタ(器楽)楽章は、HWV.171a には存在していません。HWV.171は1707年の5月に完成されていますが、このHWV.171aの版は1706年の後半に、おそらくはヴェネツィアかローマで書かれたと考えられます。イタリア時代にヘンデルが作曲したのに資料が現存していないものが、今の時代になって発見されるのは非常に珍しいこと。さらに、コープマンが、ヘンデルのイタリア語カンタータ
を録音するのはこれが初めて。いろいろな意味で大注目の新譜の登場です!
(キングインターナショナル)

トン・コープマンみたいにハッピーに楽器を弾いたり、楽団を指揮したりするアーティストは、クラシックの世界では珍しいのではないでしょうか。とにかく音楽を演奏するのが楽しくて嬉しくて仕様がない、といった様子がありありなのです。そんなパッション溢れる演奏家の幸福感が、聴衆たちにも感染して、演奏会の終わりにはニコニコ顔の聴衆がヤンヤの喝采を送って、さらに皆が幸せにになってゆく。ですから15年ほど前、音楽のハッピー指数では負けてはいないヨーヨー・マが、バロック・チェロを弾くための共演者にコープマンを選んだときには、思わず納得させれてしまいました。
そんなコープマンなら、大衆に向けて大らかな音楽を書いていたヘンデルが、謹厳実直なバッハ以上に芸風にマッチすること請け合いです。これまでもオルガン協奏曲やオラトリオで名演奏を残してきたコープマンの、新しいカンタータのレコーディングを聴いてハッピーになりましょう!
(タワーレコード)

【収録曲目】
ヘンデル
カンタータ「お前は誠実か、お前は貞節か」HWV.171a(世界初録音)
カンタータ「黙って、おお黙って」HWV.196
カンタータ「愛の戦から逃れよ」HWV.102a
カンタータ「フィッリが夢で想うこと:甘いまどろみの中で」HWV.134
カンタータ「甘く喜ばしいそよ風よ」HWV.84
カンタータ「穹窿のごとく天はおおい」 HWV.98
【演奏】
トン・コープマン(指揮)
アムステルダム・バロック管弦楽団
イェザベル・アリアス・フェルナンデス(ソプラノ)
クラウス・メルテンス(バス)
【録音】
録音:2016年

[トン・コープマン&アムステルダム・バロック管弦楽団来日公演]
10月1日(土)大阪・いずみホール
10月3日(月)東京・東京オペラシティコンサートホール
*オール・バッハ・プログラム

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2016年09月04日 18:05