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音質改善、シャルラン・レーベルのハイドシェックが復活(3タイトル)

ハイドシェックのベートーヴェン

シャルラン・レーベルは1960~70年代に録音の良さで一世を風靡したレーベル。伝説のエンジニア、アンドレ・シャルランはワンポイント録音にこだわり、エネルギーに満ちながら透明なサウンドに定評がありました。シャルラン絶頂期に若きハイドシェックを数枚録音していました。それらは1993年にヴィーナス・レコードからCD発売(限定盤)されましたが、オリジナルマスターが廃棄されていたため、CD化されても伝説的な録音とは思えぬクオリティでした。その後アンドレ・シャルランの遺族もレーベルを立ち上げますが、あまり状態の良くない盤起しを音源としていました。今回、サブマスターが存在する数点を念入りに修復しました。その第1弾はハイドシェックの3点。マスター劣化による音の古さはあるものの、鮮やかに蘇った伝説の録音をご堪能下さい。
※このCDは独自企画で、海外盤の発売予定はありません。
(キングインターナショナル)

若きハイドシェックの湧き出るエネルギーが蘇った!
ハイドシェック~ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第28,30番

ハイドシェックは、1967-73年に仏EMIでベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集を録音しましたが、これはその前、伝説的エンジニアのアンドレ・シャルランに認められて後期ソナタを録音しています。オリジナルマスターは廃棄され現存していませんが、今回サブマスターから入念にリマスタリングを施した結果、当時20代だったハイドシェックの輝かしい音色と鮮烈な演奏が蘇りました。ことに第28番第2楽章とフィナーレの奔放さは、伝説の宇和島ライヴの「告別ソナタ」を彷彿させる凄さ。それをアンドレ・シャルランが余すことなくとらえています。
(キングインターナショナル)

【曲目】
ベートーヴェン:
1.ピアノ・ソナタ第28番 イ長調 Op.101
2.ピアノ・ソナタ第30番 ホ長調 Op.109
【演奏】
エリック・ハイドシェック(ピアノ)
【録音】
1965年頃

27歳、青年ハイドシェックの魔術が蘇った!
ハイドシェック~ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31,32番

ハイドシェックが1967-73年に仏EMIでベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集を録音する以前、伝説的エンジニアのアンドレ・シャルランに認められて後期ソナタを録音しました。今回サブマスターから入念にリマスタリングを施した結果、27歳の青年ハイドシェックの驚くべき深い音楽性と美しいタッチが蘇りました。ハイドシェックが音楽に傾ける真摯な態度と湧き出る即興性を、アンドレ・シャルランが奇跡的に収録しています。
(キングインターナショナル)

【曲目】
ベートーヴェン:
1.ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 Op.110
2.ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 Op.111
【演奏】
エリック・ハイドシェック(ピアノ)
【録音】
1963年頃

徹底修復して蘇ったハンドシェック神業のブラームス
ハイドシェック~ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番

ハイドシェックとしては他で聴くことのできない貴重なレパートリー。1970年代半ばの録音とされ、LP未発売で1993年に一度だけヴィーナス・レコードからCDが限定発売されました。何故かその音源は部分的に逆相だったり、電気的なノイズが多いうえ、ピアノの線も細く、ハイドシェックの芸術を伝えるものとは言い難いクオリティでした。オリジナルマスターは廃棄され現存していませんが、今回サブマスターから入念に修復を施した結果、まさにハイドシェックの巨大な演奏が出現しました。情熱的なワルツの第3楽章の奔放さはハイドシェックならではで引き込まれます。アンドレ・シャルランのワイポイント録音マジック全開で、ブラームスならではの低音が眼前で弾かれているような凄まじさです。
(キングインターナショナル)

【曲目】
ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番ヘ短調Op.5
【演奏】
エリック・ハイドシェック(ピアノ)
【録音】
1970年代

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2016年05月19日 12:00